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2023年7月の記事一覧
哲学・日記・メモ「自分の世界を持つとは一体どう言う事か?」
「自分の世界を持つとは一体どう言う事か?」
「宮澤賢治の思想」が好きだからと言って「宮沢賢治の世界」が好きだとは限らないし、逆もまた同じである。
「宮澤賢治の世界」が好きだからと言って、賢治のように、しかし「賢治とは違う自分の世界を持つ事」に注力する者は少ないし、逆もまた同じである。
「宮澤賢治の思想」は本質を抽象する事が出来るから、その終極「宮沢賢治」という名前は不要となるだろう。しかし「
哲学・日記・メモ「枠と総合性、そして絵画的なるもの」
「枠と総合性、そして絵画的なるもの」
教会において「建築」という「総合性」を保証していたのは壁であった。そして壁は「絵画」においては「枠」となった。
この「枠」を継承しているところが絵画がそもそも総合的であるという事であるだろうし、それは絵画は音楽のように本質的ではないという事でもある。だから真に画家が「絵画的なるもの」を志向するのならば、彼は世界の本質に背を向ける事で、新しい世界を総合的に創