12)漢字再テストを強要すると、また逃げ出してしまうかもしれない。
◆行動することで楽しさのスイッチが入る 1
お母さんに宿題を協力してもらい、学校の学習では友達に協力してもらい。。。
そんなこんなで、リク君が学校を休むことはだんだん減っていきました。やはり、宿題の重荷が大きすぎだったのでしょう。行方不明になることは全くなくなりました。
6月も半ばを過ぎると、少々頭が痛い問題が生じてきました。それは漢字テストです。
このブログで度々書いていますが、私は漢字テストに力を入れています。10問の漢字小テストを10枚。20問の漢字中テストを5枚。50問の漢字大テストを2枚。これだけのテストを1学期中にしました。
小テストは100点満点合格、中テストと大テストは90点合格としていて、合格するまでチャレンジし続けます。かなり厳しく漢字を見るのでどの子も大変ですが、この漢字テストで子ども達の心は大きく成長していきます。
ところがです。リク君は当然のようにこの漢字再テストを合格するどころか、ほとんど再テストにチャレンジしていないのです。多くの子が全部合格していく中、リク君だけが、ほぼ全部合格していない状態となっていました。
困ったなー。これでリク君に漢字再テストを強要すると、また逃げ出してしまうかもしれない。せっかく学校で笑顔が見られるようになったのに。。。
困ったなー、困ったなー、と、リク君をどうするか、ずっと悩んでいました。
漢字採点の厳しさについてはネットでもよく取り上げられますが、教えてきた多くの子たちが漢字テストで心を育ててきたし、お家の方も私の漢字テストの厳しさをよくご存じで、中には次の学年の担任に同じように厳しくして欲しいとお願いされる方もいるほどで、親御さんからは感謝されることが多いです。
リク君の心を育てるためには漢字テストは受けさせた方が良い。でも何でも逃げ出してしまうリク君に耐えられるだろうか?
ということで、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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