5)暗い感情の渦から脱出するのは自分自身の行動次第
◆体を動かせば気分は晴れる 4
クラスに話したことの続き
「小さな小さな筒で、嫌な事を一生懸命見ていたって幸せはやってきません。
それは、嫌な事を何度も何度もよく見て、忘れないようにしよう、記憶にとどめておこうってすることだから自分の中に不幸を集めているようなものです。
そんな筒は捨ててしまって、嫌な事から出来る限り目をそらす。
そうしたら楽しいことや美しいことは見えるようになる。
それが幸せの道だって、アランっていう人は言っています。「笑うから幸せ」というのは、アランの言葉で私の好きな言葉です。泣いていたって、怒っていたって、幸せはやってこないのです。
嫌なことがあって落ち込んでいる時は、体を動かすと良いんだよ。大体、泣いている子とか落ち込んでいる子っていうのは、自分の席に座っていてじっとしているよね。体を元気に動かして泣いている子って見たことがありません。
例えば、マラソンをしている時に”〇〇の馬鹿!嫌いだ!”なんて泣きながら走る人がいますか?
そんな人はいないよね。
走っていたら、暗い気持ちがグルグル回っている洗濯機の中から脱出できる。これってとても大事なことで、暗い感情の渦から脱出するのは、自分自身の行動次第ということ。
私も落ち込んだり嫌な気持ちになったりすることが多かったけど、自転車に乗るようになって、そういう嫌な事の呪縛から逃れられるようになりました。
むしろ、その嫌な思考から逃れるために自転車に乗ったというのが正しいけれど、ずいぶん洗濯機の中に入ることが減ってきました。」
アランの有名な言葉は「悲観は気分、楽観は意思」ですが、自分の意思で行動に移し、気分の渦から脱出することが重要なのだと思います。
長くなりそうなので、この続きは、また明日。
この文章は、お気楽先生のほぼ毎日私感にて過去にアップロードしたものです。noteでは、マガジンにまとめていこうと思っています。
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