現実
これから書いていく投稿は、1人の少女との記録。メッセージを通して文字だけの往復ではあるが、そこには計り知れない程の想いが詰まっていた。
だからこそ、声を届けよう。声にならない声を届けようと思い、筆を取るに至ったのである。
前回投稿では『夢』というタイトルで、夢見たっていいじゃない。と書いた。夢を見る事も大切。夢に見る事も大切。ではあるが、現実も直視しなければならない。現実を直視するとは、これすなわち、、、少し長くなるがご理解いただきたい。また、これまでの投稿の中で伝えさせていただいた言葉の重複があるかも知れないが、その点についても御容赦願いたい。
以下は、少女の言葉
治療の効果ないとか言われても凹まなそうって言われるけど凹むし苦しいんだよ。
自分だって凹むし苦しいよ。
治療の効果ないって言われて受け止めるけど、泣いて、どうして自分なの?
って思う時がある。
激しい頭痛で死ぬかと思って泣いて、
笑って、苦しんでる。
誰にも知られてないところで
泣いて笑って辛いよ。
検査の時も辛くなる頻度増えて、
寝るのが怖いんよね。
寝たら明日起きないんじゃないかって。
でも寝ないと体力がないからすぐ疲れる。
それだけ進行してるって認識でいいと思う。
こんなに自分生きてていいのかなって
ずっとあるし寝たら怖い。
病気抱えて生きるのって
辛いし何も出来ない。
自分に関しては全てができない。
周りの子見ると羨ましい。
なんかね生きてたくないって
思う時あるし死ぬの怖いもん。
これを見てどう思うか。
病気に負けないコツを作ったり、夢の話をしている反面、ツラい、痛い、泣きたい、怖い、何も出来ない、とも言っている。コレが現実であり真実なのだと伝えたい。
人間誰しもツラいのも痛いのも怖いのも嫌だろう。泣きたくなる事もあれば、何も出来ないと嘆く事も出来ることなら、したくない。
それでも治療の為に、病気と闘う為に様々な想いを想いながら日々を過ごしている。少女だけではない。病気と闘う全ての人が、それを見守る全ての人が何らかの経験をしているものと筆者は考えるのである。
『くちびる噛み締めないと
今泣きそうになってるもん。』
そう言いながら少女は現実と、
病気との闘いを今も闘っている。