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琉球舞踊の上達に必要なこと 10 選!

今回は、琉球舞踊の上達に必要なこと 10 選! を共有させていただきたいと思います。
琉球舞踊は、舞踊技術は勿論、その舞台裏や文化的な要素にも深く根ざしています。この記事は、琉球舞踊にチャレンジしたい方、初めて舞踊の扉を開いた方、そして、琉球舞踊について詳しく知りたいと思っている方々に向けたものです。


1. 日々の積み重ねが成長への道

 琉球舞踊の世界を歩み出すためのステップは、お稽古から始まります。基礎の歩みや 「かぎやで風」などの基本の踊りから挑戦し、そこからステップアップしていくことが重要です。基礎から学ぶことを目指し、定期的なお稽古に参加しましょう。分からないことがあれば、躊躇せずに先生に質問し、そのアドバイスや回答を大切にしましょう。その対話が、ご自身の舞踊への理解を深めていきます。積み重ねた日々の稽古が、成長への鍵となります。

2. 歴史と起源を知る

琉球舞踊の歴史と起源を知ることで、その独自性や魅力がより浮かび上がり、舞踊を更に楽しむことができます。歴史を知ることで、舞踊の表現に新たな深みが加わり、その舞台裏に潜む謎がより明確になります。琉球舞踊の起源は、祭司舞踊に遡り、その後、宮廷舞踊、民族舞踊、戦後の雑踊り、そして創作舞踊などが発展してきました。歴史的な変遷を辿ることで、琉球舞踊の多様性や進化の過程に触れ、理解を深めることができます。

3. 演目の意味を知る

琉球舞踊を習得するためには、各演目の意味を徐々に理解することが重要です。例えば、古典女踊りでは紅型と房指輪が使われますが、各舞踊はその独自の意味や背景に基づいて異なる小道具や着物が使用されます。これらの要素を学ぶことが必要です。

琉球舞踊で使用される、沖縄の金細工『房指輪』

4. 歌詞と意味の理解

私たちが普段使っている日本語と異なり、琉球舞踊の音楽「歌三線」ではほとんどが沖縄の言葉で歌われます。舞踊に伴う歌詞の意味を理解することで、言葉のニュアンスや表現を正確に捉えることができ、舞踊の表現が一層豊かになります。参考書や琉球舞踊の本、インターネットを活用して、これらの意味や歌詞について学ぶことができます。

© マブイ

5. 化粧・髪結い・着付けの技術

琉球舞踊では、自ら化粧や髪結い、そして着付けにも携わります。最初は先生や先輩方にお手本を見せていただきながら進めますが、ご自身でこれらの技術を磨くと、自身の活動範囲が広がり、楽しみが増していきます。また、これらの要素を磨くことで、舞台上での風格が一段と際立ち、美しさが引き立ちます。

「沖縄舞台芸能の扮装(ふんそう)法教本 扮装法 女型 男型 組踊」. 琉球新報

6. 公演やイベントに出演して成功体験を繰り返す

公演やイベントへの参加は、自分自身の成長を感じる貴重な機会です。初めての試みでは失敗もあるかもしれませんが、その経験こそが成功への重要な一歩。積極的に参加し、舞台経験を積み重ねていくことが大切です。緊張を楽しみに変えて、成功体験を繰り返していきましょう。

「花から始まる花はない 」
― どれだけ輝いている人であろうとも、そのスタートは皆同じ。美しく咲いている花も、最初は小さな種から始まり、次第に蕾となり、やがて花を咲かせていくのです。

世阿弥

7. 健康的な体作り

琉球舞踊は基本的に有酸素運動であり、定期的に踊ることで重心が安定し、主に大腿四頭筋や体幹を強化できます。しかしながら、舞踊だけでは身体全体のバランスを維持するのは難しいため、筋力トレーニングが必要です。舞踊は前傾になり踊ることが多いため、背面筋肉の発達が難しい傾向があります。背筋やハムストリングスを重点的に鍛えることで、バランスの取れた身体を目指しましょう。舞踊と筋力トレーニングを組み合わせ、健康的な身体を追求しましょう。

8. 正しい食生活と睡眠

良いパフォーマンスをするためには、健康的な生活が欠かせません。食事や睡眠の質に気を付けることは、身体だけでなく心も大切にし、日常のあらゆる瞬間においてポジティブな影響を与えます。琉球舞踊や舞台での活動においても、その基盤となる健康を築くことが重要です。

睡眠は心身の健康を保つ最強の薬
学習、記憶、合理的な決断と選択といった機能が睡眠によって強化される。睡眠は心の健康にとっても欠かせないものであり、私たちは寝ることによって感情を整え、また次の日も安定した心で社会の荒波を乗り越えることができるのだ。

マシュー・ウォーカー. 睡眠こその解決策である

9. 習慣化する

定期的なお稽古への積極的な参加が、琉球舞踊の上達への鍵です。習慣化までの過程は、最初は難しく感じることもあるかもしれませんが、まずは1ヶ月間、定期的なお稽古に参加してみましょう。一度習慣が身につけば、そこから少しずつ上達していきます。何度も繰り返し踊ることで、体が徐々に踊りを覚えていきます。

10. 学び続ける姿勢

舞踊は終わりのない学びの連続です。謙虚な心と学び続ける姿勢を持ち、舞踊の仲間や師匠からも学びを得ることが、継続的な成長への道です。
琉球舞踊の道は険しいこともありますが、その奥深さと美しさに触れ、日々のお稽古を大切に歩んでいくことで、成長していきます。一緒に夢に向かって踊り続け、頑張っていきましょう。

まとめ

琉球舞踊への学びは、続ける喜びと自己成長の旅でもあります。舞踊技術や文化の奥深さに触れながら、ご自身の輝きを見つけてください。お稽古を通じて学び、人前で踊る経験を通して成長し、一歩一歩進んでいく姿勢が、琉球舞踊の世界での楽しみと充実をもたらします。これからも、夢に向かって踊り続けましょう!
皆さんの舞踊の世界での素敵な冒険が、これからも続きますように。

琉球紅型と房指輪 photo by Shoka Arakaki

最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
これからも頑張っていきますので、スキ・コメント・フォローなど頂けますと嬉しいです。

今後も定期的に新しい情報をお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きご愛読いただければと思います。お付き合いいただき、ありがとうございました!

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