マニアにはたまらない『琉球古道を歩く』読書
今回ご紹介する本は、沖縄の歴史マニアにはたまらない本です!
琉球王朝時代の道についての写真本です。
私はこの本を見つけたとき「はぁはぁいってよだれが出そう」という表現は、こういうときに使うのだなと思いました。
※ 沖縄県は「沖縄県産本」といって、独自の出版が盛んな地域です。読む人よりも書く人の方が多いとも言われています(笑)。
※ローカルな魅力がたっぷりつまった沖縄県産本を週に一回ご紹介します。
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※2025年1月現在kindle unlimited対応です。大型本です。
著者はフォトグラファー
著者は富山義則さん。1953年茨城県生まれ。日大芸術学部写真学科卒業。自然や歴史をテーマに多くの写真展を開催。
現在は「琉球古道」をテーマとした沖縄の歴史遺産、沖縄ビーチに興味を持ち撮影を続けているそうです。
琉球古道とは
「琉球古道」とは何でしょうか? 著書によると、琉球古道とは著者による造語だそうです。
琉球王朝時代に使われていた道について取材し、写真集につけたタイトルが「琉球古道」だったそうです。
琉球王国時代の宿道
琉球王朝時代に整備された道は宿道(すくみち)と呼ばれていました。6本の道が知られています。
「国頭方西海道(くにがみほうさいかいどう)」
「国頭方東海道(くにがみほうさいかいどう)」
「中頭方西海道(なかがみほうせいかいどう)」
「中頭方東海道(なかがみほうとうかいどう)」
「島尻方西海道(しまじりほうせいかいどう)」
「島尻方東海道(しまじりほうとうかいどう)」
文字だけだとわかりにくいので、喜納番所で私が撮影した写真で紹介します。
喜納番所とは琉球王国時代の沖縄に存在した行政施設の一つです。現在の読谷村にあります。
その他にも普天間参詣道、真珠道(マダンミチ)などの道もあるそうです。
現在の琉球古道
現在の琉球古道はどうなっているのでしょうか? 著者にはこのように書かれていました。
現在、琉球古道は途切れ途切れにしか存在してないようです。
ぜひ著書におさめられた写真をご覧くださいね。
沖縄を歩いたことがある人は、古道とは気がつかなかった道もあるかも♪
沖縄を訪れたことがない人でも、歴史の道に興味がある方はお読みください。
古い時代の道を歩くと、当時のことを想像してロマンを抱きます。ワクワクしてきませんか?
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