自分を変える「身口意」の法則#読書の秋2022
すごい本だなと思いました。
なにせ、目次を眺めているだけで泣きそうになったから……。
・自分に正直に生きる
〜人は自分に対して自覚のない嘘つき
・言葉は「意味」よりも「意図」が大事
〜「なぜ、何のために言うか」を意識する
・存在に対して敬意を持つ
〜無条件の敬意が人間関係を変える
……など
色々な自己啓発本を読んできたけれど(笑)こんなにも力強い本に会うのは久しぶり……。
というわけでご紹介させていただきます🙌
一文一文を噛みしめながら読んでほしい一冊です。
ちかごろ夜になると、訳もなく落ち込むことがありました。
とくに理由はないけれど、なぜか気分が滅入ってしまう。
ソファに横になると身体が重くなって動けない。
そんな自分はダメな人間だと思ってしまう……。
ひどいときには朝になっても引きずっていて、布団から出たくなくなりました。
♢♢♢
SNSの世界を見ていると、キラキラ輝いている人が多いなと感じます。
読めば読むほど、現実世界のわたしと比べて自分は大したことない……とがっかりしてしまいます。
SNSの人たちが完璧な存在のように見えるのは、自分がつくり出した幻想にすぎません。
頭の中では分かってはいるけれど、どうも心や身体は言うことを聞きません。
でもこの本を読んでみて、わたしは身口意(しんくい)が一致していなかったのかもと思いました。
身とは、やっていること。
口とは、言っていること。
意とは、思っていること。
やっていること、言っていること、思っていることがバラバラだと、上手くいかないのは当然です。
でも身口意を一致させるのは、厳しい修行が必要なほど難しいとのこと……。
なぜなら身も口も意も、無意識に動かされているからだそうです。
♢♢♢
一日の中で無意識にやっている自分の行動を、振り返ることがすすめられていました。
なぜそれをやろうと思ったのか?
なぜそれを言ったのか?
思ったことを実現するために、どんな行動をしたのか?
今わたしは机の上にスマホを置いて、右手でnoteの記事を書いています。
わたしは足を組んで左手で頬杖をついています。
なぜ足を組んでいるのだろう?
なぜ頬杖をついているのだろう?
無意識のうちにやっていることが、ずいぶん多いことに気がつかされました。
とりあえず、本に書かれていることをやってみようと思いました。
知ることは学びではなく入り口だそうです。物事の本質は体験からしか学べないとのこと。
実践が大事だそうです。
♢♢♢
自分にウソをついていませんか?
という質問に、わたしはハッとさせられました。
もしかしたらそうなのかもしれない……。
本によると空海の密教では、
欲はないものとするのではなく、あるものとして認めなさい
とのことです。
煩悩を否定するのではなく、あってもそれに屈しないこと振り回されないこと
わたしには、こんな人物でありたいという理想の像があります。
でも理想を追いかけるあまり、心の片隅にこっそりと湧き出ていた欲を、ないものとして無視していたかもしれません。
まさか自分で自分をだましていただなんて……
無意識というものは恐ろしいなと思いました。
存在を無視することが一番良くないのかもしれません。
♢♢♢
なぜ自分をダメと思うかというと、自分で決めた目標を達成できなかったからと思う人が多いそうです。
ダメな自分だと思っている人ほど、さらに高い目標設定をするという傾向にあるそう。
わたしの場合これが当てはまるのかもしれないと思いました。
小さなゴールを決めて達成すること
自分はできるという感覚を大事にすること
できるを積み重ねること
が大事だそうです。
子どものころ、階段を2段とばしでかけ上がっていたことを思い出しました。
学校に歩いて行くのが面倒で、瞬間移動ができればいいなと考えていたことを思い出しました。
目標に向かって一歩一歩進めること。
小さなことでも達成できた喜びを味わうこと。
2ヶ月前に自分で記事に書いたことだけど、すっかり忘れていました😂
人間は忘れてしまう生き物だから、振り返ってみることは大事ですね。
♢♢♢
そもそも「できる」=「完全習得」だと思っていませんか?
と聞かれてドキリとしました。
そう思っていたのかもしれません……
物事をできる・できない、得意・不得意で捉えるのではなく、楽しいかどうかで決めること。
今日一日を振り返るときに、目標を達成できたのかという視点よりも、楽しく過ごせたかどうかという視点が良いのかもしれません。
あーっ……
そうだった……
頭で考えて文字にするだけではダメですね。
さっそく実践してみます!
今晩は落ち込まずにすむかもしれません(笑)
この本には、まだまだ興味深いことがたくさん書かれていて、紹介してもしたりないくらいです。
ぜひ読んでみてください。
おすすめの本です😊⭐️