不良ノススメ

まず最初に。
自分が体調不良起こしたときに、ペヤングだとか、ポン・デ・ストロベリーを食べた話を書きましたが、これらを食べるのは年に数回です。
たぶん年に5回もいかないのではないでしょうか。
いつも食べているわけではございませんのであしからず。
ちなみにあのとき食べたドーナツは、ポン・デ・ストロベリー1個だけです。

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ちまたにはいろんな健康法が氾濫しています。
最近は食事・栄養に興味を持つ方が増えてきており、いろんな食事法が提唱されていますね。

わかりやすいところでは糖質制限だったり、肉はダメだ~とか。オメガ3がいいよ~とか。
何が正解のなのかまったくわかりません。

だって肉ダメとか言う主張もあるけど、肉モリモリ食って元気に長生きしている人もいますし。
プロスキーヤーで登山家、いつもアグレッシブな三浦雄一郎さんのように。
(というか獣医師だってこと初めて知りました…)

糖質制限している人も、端から見ていると明らかに老化が加速しているようにみえる人もいます。
本人は健康なつもりなんだろうけど、明らかに老けている…。つやがない。
以前には糖質制限の第一人者と言われる方が若くして急死されたこともありました。

オメガ3だって、シミが増えたり肝機能障害が出たり、血糖値が上がってしまう人もいます。自分も経験済みです。

「ガンを克服する食事」ってものを食べたって、克服できない人も多くいます。

一体何が正解なのかわかりませんね。

そして、添加物は発がん性があるからダメだとか人工甘味料がダメだとかも言われています。
それはその通りです。
摂取しないに越したことはありません。

しかしシャウエッセンが大好物で毎日のように食べ、マーガリン、ジャムも大好きな方が90歳を超えても癌も発症せず元気に過ごしていたりします。
ちなみにタバコも吸っています。
だから毎日シャウエッセンを食べろってことではないですよ。
マーガリンなんてプラスチックって言われているくらいですからね…
それでも心臓血管系の病気すら発症していないのです。

「○○はダメ!」とか「○○は発がん性があるからダメ!」とか、自分の考えを押しつける人がたまにいますけど、それってどうなんでしょう。

上記で紹介した人から、シャウエッセンを完全に取り上げたらどうなってしまうでしょうか?
さすがに毎日は食べ過ぎだろうけど、添加物モリモリ、発がん性があるからって理由で、その人の好物を完全に取り上げたらどうなってしまうでしょうか。
楽しみが奪われ、一気にうつ傾向に陥ったり、食欲低下が進行してしまうかもしれません。
タバコも同じです。

「AとB」「AだからB」という単純な関係の話ではないのです。
その人の体質やら、他の要素やらいろんなものが絡んでくるのです。
たしかにシャウエッセンを毎日食べて病気になる人も多くいるでしょう。
でも、生まれつき解毒機能が高いのか、代謝がいいのか、添加物に強い体なのかわかりませんが、ある程度食べても大丈夫な人もいるのです。

そして毎日ではなく年に数回食べることで、それが一体どの程度発ガンにつながるというのでしょうか
一回でも食べたら癌になるのでしょうか。
それじゃただの猛毒です。

ちなみに上記シャウエッセンの人はお医者さんです。
素人じゃないのだから、自分で自分の体をよく知っているはずです。
自分で考え自分で判断しシャウエッセンを食べているのです。

実は食事の○○健康法だとかを徹底的に、完璧に実践している人の方が、逆に病気になったり早くなくなっていることはよくあることです。
結構、ある代替療法(食事療法)を提唱し有名になった方々って、短命だったりします。
えっ、もう亡くなってしまったの?ってビックリすることも度々です。
一方で、時々不摂生をしている人の方が妙に元気だったりします。

結局何でもかんでも偏りすぎはダメなのです。
時々不良の方がいい。

そのぐらいのテキトーさが大事です。

何でもかんでも完璧に、添加物は絶対ゼロ厳守って無理してやっていると、交感神経ビンビンで休まらないでしょうね。
無理なく実践できる人はいいでしょうけど。

薬でもそうです。
薬を飲み忘れるぐらいの人の方が、結構元気だったりします。
(まぁ、そもそも悪い薬とか間違っている薬とか処方されていたりすることもあるんですけどね)

適度なテキトーさは大事です。
でもこれも人それぞれの性格ですからね。
もともと無理なく完璧を目指せる人はそうすればいいという話。
だけど、そうじゃない人もいるのだから、正論を押しつけるのはよくありません

添加物、人工甘味料が体に悪いのは当然のことです。
摂らないに越したことはありません。
ド正論です。

でも「たまに」摂取することに何か問題あるでしょうか?
正論を振りかざして、人のたまにの楽しみを奪う権利は誰にもありません。

ネット上で、あるいはyoutubeとかでも正論かざしすぎている動画とかありますね。
くだらなすぎます。
自然界にない人工物が体に良くないなんて当たり前やん。

それに、過保護に育てばひ弱になります
現代社会は毒だらけです。
どこに行っても毒です。

無菌室で育った生物は早死にします。
あるいは自然放射線すら完璧にブロックした環境で育った生物も早死にします。

ある程度の毒は必要だったりするのです。
ちょっとした毒で鍛えられる面もあります。
免疫しかり、腸、あるいは体の代謝までも毒に対応するために鍛えられる部分はあると思っています。

赤ちゃんの頃から無添加・無農薬を徹底して育てるのは結構です。
でもそれを一生続けられるのでしょうか。
この毒だらけの現代社会で、その子が大人になってからも、無添加・無農薬生活で管理できるのでしょうか?
無添加・無農薬を完璧にして育った子に、突然添加物や農薬が体に入ってきたら、体でどんな反応が起きるのかわかりません。
だから毎日添加物摂れってことではないです。
たまには悪そうなお菓子もいいんじゃない?ってことです。
たまには、たけのこの里やとんがりコーン食べたっていいじゃないですか。
無理して100%目指す必要はないんじゃない?ってことです。

今は縄文時代ではありません。
毒から避けられない社会で生きていかなければなりません。
時代時代で、ヒトも変わっています。
縄文時代のような毒のない時代なら、無添加・無農薬を徹底しても問題ないでしょう。
でもそうじゃないですからね。
変な話、逆説的ですが、ある程度毒摂って鍛えなきゃいけないこともあるんじゃないかなとも思うのです。
(別に無理して摂る必要はないですけど。同時に無理して完璧にゼロを目指す必要もない。)

「○○はダメ!」「○○するべき!」
なぜそこまで断言できるのか不思議でなりません。
嫌みな言い方ですけど、あなたは神ですか?
その人の人生に責任持てるのですか?
人の健康・体の「真理」について知っているのですか?
(いろんな病気が克服できていないのですから、誰も「真理」についてはわからないはずです。100%人の不調・病気を治せるというのなら、その人の言うこと信じます。)

今までいろんな患者さんを診てきましたけど、ある程度不良の人の方が本当にお元気です
何でも偏りすぎはよくありません。
リンゴが体にいいからといって、1日3食リンゴだけ食べていればいいという話ではありません。

「偏りすぎなければいい」
それが自分の食事に対する考え方です。
肉だってなんだって、「バランス良く」何でも食べたいもの食べればいいのです。
そのとき食べたいと思ったものが、体が欲している栄養素だったりしますから。
体の栄養素だけでなく心の栄養素にもなります。
自分の体の声に聞くことです。
ただし依存性のある食べ物・成分に振り回されないように気をつけなければなりませんが

ペヤングだって毎日ペヤングはダメです。
年に数回ならいいと思うのです。
食べたい!って思うなら、食べていいと思うのです。
それが心を満たすことにつながるのですから。
でもさすがに自分はしばらく食べないですけどね。

栄養面だけでなく、心のストレスも考え、複合的にみていくべきです。
「○○は発がん性があるからダメ」というだけの考えはあまりにも短絡的すぎます

まぁ現代社会はあまりにも毒が多すぎるので、成分表をしっかり確認し食べるものに気をつけた方がいいのは間違いありません
自分も必ず成分表は確認してみています。

これはあくまで自分の考えです。
なんなら、1年間みっちり添加物の講義受けてきましたから。
添加物の知識を得、そして多くの食事療法を学び、多くの患者さんをみてきての結論です。

テストで100点取らないと気が済まない人がいる一方、赤点取らないギリギリの点数で通過すれば良いという考えの人もいます。
自分はどちらかと言えば後者の方です。
いやギリギリよりももうちょっとだけ余裕もって点数を取りたいタイプかもです。
80点くらいがいいかなという感じです。

ちなみに漢方でも有名で、イグノーベル賞という変わった面白い研究に与えられる賞を受賞した新見正則先生という方がいます。
実はセカンドオピニオンのパイオニアと呼ばれ、日本で最初にセカンドオピニオン外来を開設した人でもあります。
この先生の考え方は結構好きだなと以前から思っていたのですが、先日とても短いですがこのような記事を書かれていました。

砂糖とがん、添加物とがん…どう考える?外科医で免疫学者・漢方医でもある医師の考えは

まさにその通りって思います。

持論。
食事療法になんて正解はありません。
人それぞれ体質も代謝も環境も違うのだから。
ある人には効果あっても、万人に効果のある食事療法なんてないと思います。
「偏りすぎないことが大事。」
それに尽きます。

そして不良でもいいということ。
というか時々不良の方がいい。

ちなみに添加物の知識があってコントロールして食べているならなお良しです。

もう一つ理想としては、お腹がグ~ッと鳴ったらご飯を食べるということ。
現代人は12時になったらみんな一斉にお腹すいてなくてもお昼を食べます。
そんな行動みていると刑務所か収容所かって思います。と言っておいて自分も食べていますけど。
現代社会で生きていく上ではある程度決まった時間に食べないといけないこともあるのですよね。
しかし理想は、お腹がグ~ッと鳴ったら食べることです。
腹減ったなぁと思ったときに食べることです。
お腹そんなに空いていないのに時間時間で強制的に食べていたり、現代人は食べ過ぎの人が多いです。
満足に食べられない人もいるのに食べ過ぎなんて罰当たりのような気もしますが、幸せな時代・幸せな国にいることを自覚しましょう
(政治は腐りきっていますけど)

なんかここまで書いてきて、似たようなこと以前ブログに書いたことあったなぁと思っていたら、書いていました。
2022年8月です。
ブログに書いたことすぐ忘れるといいながら、かすかに頭に残っていたようです。
まだ記憶力いけそうです。

最近の動向

「ファジー医療」ってのを提唱していましたね。
「不良医療」でもいいのですけど、なんだかごろが合わない。
「テキトー医療」だと患者さんが寄りつかない。逆に寄りつかなくていいんですけどね。
「根拠のあるテキトー医療」。もはや訳わかりません。

なんだかどうでも良くなってきました。
(こんなテキトーさが大事ってこと)

「○○はダメ!」「○○するべき!」って、その人が大事だからこそ言うのでしょう。
その気持ちはわかります。
でもそもそも食事療法に正解はないのです
添加物に発がん性はあるにしろ、年に数回食べたところで大きな問題にはなりません。

主張する人が100%病気を治せる、人の体の真理をわかっているというのならまだしも、そうでないのなら「○○はダメ!」「○○するべき!」と主張するのはただただ「個人的な考え・信条」に過ぎません
考えを広く情報発信するのならそれは受け手が取り入れるかどうかの問題になりますが、個人的に押しつけるのは間違っています
「AとB」「AだからB」という単純な考えではなく、もっと視野を広く持って考えなければなりません。

いろんな人がいます。
それぞれ自分に合う生き方・食べ方を見つけてください。

不良になれる人は不良がいい。不良でいい。
ということで、昨晩大雪が降った札幌ですが、1時間以上の雪かきのご褒美にファンタオレンジを飲んでいる自分でした。
(ちなみに、雪かきで汗をかいたあとは最初は温泉水のミネラルウォーターで水分補給していますので。その後の楽しみにファンタオレンジです。)

※食事とは関係ありませんが、新型コロナワクチンという名の遺伝子注射は「絶対ダメ!」ですけどね。
もちろん打って問題ない人も多くいるでしょうが、副作用が起きてしまう確率が圧倒的に高いので。
そして何より人体に及ぼす長期的なデータがどこにもないので。
でもこれもただの「正論」です。
「添加物には発がん性があるから食べるな」と同じ「正論」です(ワクチンの方がヤバいけど)。
そして1~2回打ったところで、その後本当に大きな問題となるかどうかはわかりません。
打ちたい人、打ってしまった人を非難する気もありませんしそんな資格もありません。
非難されるべきは、接種をあおった製薬会社、国、メディア、そして特に何も考えず接種業務をおこなった医療従事者です
その医療従事者が「最後の砦」にならなければならなかったのにまったく機能しませんでした。
医療の資格を持っていようが、医療の知識があろうが何の役にも立っていないことが証明されましたね。

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