見出し画像

No.996 これが、脳のやり方か!

「にくづき」が「りっしんべん」に変わるだけで「脳」は「悩み」となります。しかし、私の悩みは「脳」ではなく、「こむら返り」(ふくらはぎの痙攣)なのであります。
 
こヤツが、真夜中(10%?)や寝起き(90%?)に、呼びかけもしないのに遠慮会釈なく突然やって来ます。両方のふくらはぎが、「まるまる肥って青筋を立てたシシャモ」のように膨らみ、硬直します。「うぎゃっ!」と顔をしかめ、声が出ることもあります。

布団から飛び起きて爪先立ちになり、全体重をふくらはぎにかけていきます。それから、攣って反った足の指先を宥めるようにマッサージし始めます。ゆっくり歩いて台所へ行き、ゴクゴク水を飲みます。就寝前の飲み水は欠かしたことがないのですが、数年前から始まった男の病気の薬の影響も否定できません。
 
私はカナヅチで、潜水専門です。だから、いつも「浮かぬ」顔をしています。しかし、もし、泳いでいる時にこヤツに襲われたら、もうほとんど凶暴なサメに出遭ったのと同じで、恐らく溺れ、生きては戻れないと思います。それくらい強烈です。だから、私は泳ぎません(いや、泳げません)。
 
一体、俺が何をした?何がこうも日々悩ませ、睡眠の邪魔をし、痛い思いをさせるのか?えーっ、誰かさんの「丑の刻参り」のせいなのか?等々、心は千々に乱れます。
 
有り難いことに、ネットには、多くの医療クリニックや関係者が、寄り添うように懇切丁寧に記事を綴っておられ、私の疑問に分かり易く答えてくれます。いくつかの要点をランダムに紹介すると、

①これは「肉離れ」ではなく、「ふくらはぎの筋肉の異常収縮(痙攣)」である。
②大脳からの筋肉への信号異常が生じ、一つの筋肉だけに伝わり続けることで起こる。
③原因は筋肉の疲労、発汗によるミネラルの喪失、寒冷、過度の緊張による事が多い。
④応急処置は、膝を伸ばし足首を上にそらせるようにする。
⑤予防は保温、水分とミネラルの補給、食事のバランス、体調の管理と十分な睡眠。
⑥「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」という漢方薬が、よく効く。
⑦ミネラル予防として、
マグネシウムは、アオサやワカメ、ヒジキなどの海藻類、ナッツ類に多い。
カルシウムは、乳製品、大豆製品、骨ごと食べられる魚等に多く含まれる。
カリウムは、長芋や薩摩芋などのイモ類、バナナやキウイ等の果物に多い。

複数の医療関係のページから

などとありました。特に興味深く思ったのは、「サワイ健康推進課」のホームページにあった「こむらがえりはなぜ起こる」の記事です。その一部を抄出します。

こむらがえりの予防策としては、筋肉をほぐす「波止場のポーズ」が簡単で効果も期待できます。まず、30〜50cmの台、または椅子に片足を乗せます。この足に体重をかけ、もう片方の足はかかとを上げないようにして、太ももとふくらはぎの筋肉を伸ばします。そして、息を吐きながら7秒キープすればOK。足を入れ替えて、同様に行います。左右の足、それぞれ15回ずつ繰り返すと、ふくらはぎや太ももの筋肉がストレッチされ、血行がよくなります。

「サワイ健康推進課」のホームページ

これなら、私のようにすぐに飽きてしまう根性なしでも負担にならずに行えます。何といっても「波止場のポーズ」のネーミングが、心地よい。映画のワンシーンの主人公にでもなったような錯覚を誘います。フフフ…。
 
だからと言って、「マドロス帽を用意する」とか、「片足を椅子にのせ、その膝に肘を当てて、顎に親指と人差し指を当てた決めポーズとる」などとは、どこにも書いていませんでした。念のため。


※画像は、クリエイター・ハウズ店主@note さんの、波止場の挿絵の1葉をかたじけなくしました。決まっていますね!お礼を申し上げます。