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遅筆な私が編集者さんを雇う話

遅筆のくせに書いてる小説が進まなくなると別の話を書き始める(そしてボツにする)という悪癖があります。沖果南です。
最近、フリーの編集者さんを雇うことにしました。先日第一回目の会議(会議なのか?)を終えましたので、お願いするまでの経緯と会議の議事録をまとめておきます。そうでもしないと忘れるからな!

フリーの編集者さんを探すまで

実は、4月の初めに冒頭に述べた悪癖のせいでにっちもさっちもいかなくなるほど悩んでいた時期があり、こんなツイートをしていました。

小説を書いたり、漫画を描いたりする人ならわかっていただけると思うのですが、創作って「企画、実行、都度方向性の見直し、校正、全部俺ェエエ!!!!!」みたいな感じで、わりとやることが多いんですよね。
だんだん、手が回らなくなってくるという…。

上記の作業を全部一人でやっていると、煮詰まってくるしどうしても迷いが出てくるのは必然。
しかし、沖は家族・友人たちに小説を書いていることを内緒(バレてる)にしているため、誰にも相談できないという。……だって、「エッチな小説書いてるから下読みして感想ちょうだい♡方向性の相談にも乗って」みたいなこと、言えない…。

それから、フォロワーさんで小説の監修をお願いしていらっしゃる方がいるのですが、ものすごい世界観が練り上げられていて、読むたびに「クオリティしゅごい……」とずっと羨ましく思っていたのです。

ルナティアーノ・サガ~異国の英雄が剣と魔術の国で「竜殺し」になるまで~ (syosetu.com)
世界観がすごい有馬美樹先生の作品はこちら。
どのキャラクターもすごく個性的なんですが、全部世界観の素地がしっかりしているからこそぜんぜん違和感がなく、魅力があるんですよね。世界観フェチにはたまりません。シンプルに最高。

余談ですが、私の大好きなディズニー映画の脚本も複数人で書いていると何かで読んだのが印象的で。やはり一つの物語を作るとき、複数の視点を通したほうが優れた作品ができるのではないかな、とずっと思っていました。

それから、お恥ずかしい話なのですが、今後やりたいことに対して、ことごとく脳みその容量オーバーになっていると感じておりまして…。何やってもエラーしかでないのよ。
第三者が関わることで、自分のできることの範囲を増やしたかったのです。

フリー編集者さん発見した

そんな折に、たまたまリツイートでまわってきて出会ったのがフリー編集者のあだん堂ゆきさんでした。いま思いだしたけど、ゆきさんとの出会いはお皿がすっぽりハマったツイートでした。

(お皿の件は万事解決されたようです!さすがツイッタランド!)
それはともかく、フリー編集者としてのゆきさんの詳しい活動については下記の記事を参考にされたし。

『あだん堂・ゆきとしての創作&編集活動』2021年最新情報 : 万年筆とヌルリフィルの部屋|Pen_Saloon (livedoor.jp)

あだん堂ゆきさんの存在を知って、一両日以内にはDMしましたよ。初動の速さと行動力だけは謎の自信があります。

ファーストコンタクトと編集会議までに準備したこと

初回のDMでは「一人で企画、執筆、都度方向見直し、校正をすることにだんだん手が回らなくなっています」「第三者の御意見がほしいです」「ぶっちゃけおいくらですか?」というような内容でDMしました。

上記の内容に対して、「よくDMしてくれました!」という言葉とともに、すごく丁寧に応対いただきました。
DMでのお話のなかで、編集会議を通してお手伝いしていただくとこんな感じ。

多いわ

そんなこんなで、ゆきさんのご提案で、編集会議前の会議をGoogle Meetsですることになりました。
その会議をするにあたって事前に「これまで書いた小説を読ませてください」と言われまして、ドギマギしながらえっちなやつ2作品と全年齢1作品送りました。

それから、過去作と一緒に、下記の項目をまとめた資料も送りました。
①これまでの経歴 ②困っていること、お願いしたいこと 
③現在の連載状況 ④苦手なこと ⑤最終的なゴール 

話下手過ぎて、最初のミーティングでちゃんとお話しできる自信がなくて…。

編集会議当日

人見知りなので「怖い人が来たらどうしよう」とぶるぶる震えながら臨みましたが、結果的に大変楽しくお話させていただきました

先に送った私の作品の感想・・・

端的に言うと、めっちゃ褒めてもらいました。たいていの作者は褒めてくれる人にすぐ懐く性質があります。すぐ懐きましたね。チョロい。

一番うれしかったのは地の文を褒めていただけたこと。自信がない部分だったので、ホッとしました。よかった。
作品のコンセプト方向性についてもお話したのですが「毎日投稿でなくてもこの反応数であれば、十分成功しているのでは?」とのことでしたので、とりあえずこちらもホッとしました。
第三者に「大丈夫」って言われるとめっちゃ嬉しいですね。足取りがふっと軽くなる気持ちでした。

余談ですが、実は誰かに声に出して感想を話してもらうのは初めてだったので、お話終わったあともしばらく顔が真っ赤でした。

電子書籍の出版について

電子書籍として出版したいな、と思っている三作品の話をさせていただきました。
表紙も見ていただいたのですが、「これはネットに載せたら映えますねえ!」と言っていただけました。そうでしょうとも!私の推し絵師たちの表紙はすごいんだ!

描いていただいた表紙のご紹介はこちら。

ちなみに考えていたレーベル名は「えー」という反応でしたので、再検討します。私そういうの本当にセンスないんだよなぁ…。

プロットについて

実は私はプロットを書かないタイプです。行き当たりばったりで書いちゃう。
しかし、ゆきさんから「プロになりたいのであれば、プロットを書くのに慣れていたほうがいい」とアドバイスいただき「そうですよね…」ということで現在猛烈にプロット勉強中です。

プロット作成については、こちらで詳しく語ってます。
試行錯誤してますが、未だに慣れなくて苦労してます…。

次回の編集会議では、プロット・方向性を確認してもらう予定です。

今後の流れ

フルタイムワーカーで小さい子の子育てもしているため、とにかく筆が遅く、1,2か月に1回のペースで編集会議をしていただく予定です。

また、情報共有がかなり重要になると考えています。ツールとしては、

Trello: 世界観メモ、ブレインストーミングを兼ねたネタだし、並び替え含むプロット作成、構成確認
Google Drive: 小説書きかけのWordファイルの共有、コンセプトボードの共有。(メールを送り合う手間のショートカット )

みたいな感じでやっていこうと思います。どちらのアプリケーションも情報の共有が簡単なのでありがたい~!

そんな感じでボチボチ進めて参ります。超遅筆がちょっと遅筆になるように頑張りますぞ~~

またね~

沖果南 (syosetu.com)

成人向けの小説を書いてます。寡作ですが、楽しんでもらえたらうれしいです。
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ツイッターもやってます。

沖 果南𓅫 (@1ridemeshi9) / Twitter
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