ダイエットをガチっていた時にメンタル崩壊した話
何歳の時だったかは忘れましたが、おそらく20歳頃じゃないかなと思います。
ダイエットガチ勢とありますが、ダイエットしたかったわけではなく、単に食欲がなかったからついでにダイエットしとくかーくらいな気持ちでした。
当時162cm、48kgくらい。
別に太っているわけではありませんよね?
その時は、PTSDが酷くなっていて、男性がいる外を出歩く行為、つまり玄関から出るだけで過呼吸になっていました。
でも学校には行かなきゃいけない。
だって奨学金をたくさん借りて行ってるから。
良い成績取り続けないといけない。だって学校から授業料減額もしてもらえなくなるし、奨学金も借りられなくなるから。
お金もないのに、ODも日常的にしていました。そうして頭を麻痺させないと満員電車に乗れないから。
薬代と卒業することを天秤にかければ、卒業することの方が重かったんです。馬鹿なことをしました。
もちろんお金なんてないからアルバイトもしていました。高級めな居酒屋さんです。知る人ぞ知る、路地裏にひっそりとある感じの居酒屋さんでした。
そこでは、絡まれたとしてもゲスな詮索はしてこない人にしか出会ったことがありません。
でも迷惑には変わりないので、絡まれたらかなりお高めなメニューをお勧めしていました。
飲み放題付コースのお客様だとしても、コースメニュー外のフォアグラなどを力説して注文していただいておりました。
決して強制したりはしておりません。誓ってもいいです。敢えて言うなら、お酒に酔った勢いで注文してしまった当人が悪うございます。
さて話は戻りますが、そんな時期にそんな事をしながらダイエットしていました。
食べるのは週5で塩飴10粒、残りの週2でinゼリーとカロリーメイト。
飲み物はブラックコーヒーか水だけ。
毎夕厚着して日が暮れる前に住居の近くを10kmほど走り込み。
食欲ないからついでに、でやっていいことではないと今なら分かります。
みるみる痩せて、最初の1ヶ月目で生理も来なくなり、45kgになったあたりから痩せにくくなってきました。
それで、とち狂った私は食事量を減らして運動量を増やしました。
週6で塩飴、週1でinゼリーかカロリーメイト。
水は減らして、カフェインはとる。
梅雨になっても走り込みは変わらず続けます。
痩せてき始めました。
44kg。
43kg。
太ももより膝の関節の方が太かったです。
その頃は普通のくだものゼリー1つも食べきれなくなっていました。1口食べたらもう満足。2口食べたら吐きそう。3口食べたら気持ち悪くなって吐き戻す。
通院していたクリニックからは、44kg切ったら入院ですからね。と脅されていましたが、通院毎に体重計に乗るわけでは無いし、服を着て乗るから厚着して行けば大丈夫でした。
こんなところで入院していては、お金を貸してくれた親戚にも卒業して働くはずの病院にも申し訳が立たない。留年確定演出。
卒業して働く約束をしていた病院は、留年するのは絶対にNGだと言っていたからです。
そして体重42kg。
もう歩くのもやっとで、満員電車なんて立っていられなくなりました。
本が大好きなのに、文字が読めない。
頭の中を文字が滑ってダウンロードできない。
以前は15分もあれば解けていた模試が、時間いっぱいの50分かかります。
見直ししてる時間もありません。また読むのに50分かかりますし。
授業をしてくれる講師の言っている事が理解できません。完全にノイズ。耳鳴りも止まらない。
大好きだったマイケル・ジャクソンもカーペンターズもクラシックジャスも聞きたくない。
爪もぼこぼこになってきました。
髪もツヤがなくなって、伸びるのも遅くなって、実習でメンタルがやられて、もっと食欲がなくなって。
視界に映る全ての男性が恐怖の対象にしかならない。当時の彼氏はずっと私の位置情報を監視している。
信用していた女友達は彼氏と寝ました。
寝た後、女友達と彼氏は私が実はビッチだと言って回っていたそうです。
自〇未遂をしました。
生き長らえてしまいました。
幸いだったのは、何の障害も残らなかったことです。
メンタルは時々はやられても、都度回復させる必要があるというわけです。
こんなネガティブな話を読んでくれてありがとうございました。
そんなあなたに、あなたの周りの人にたくさんの幸せが訪れますように。