見出し画像

認めるのは諦めでは無い

自身の出来ない、出来なくなった事を認めると言う心の作業は中々根気が居る。
また、その中で内省が深まるが故に落ち込みや、その落ち込みが長期的となると鬱になったり、身体症状も顕著になる。

諦めたら前には進めなくなる気がして意地でもつま先立ちの様な精神状態になろうが、作り笑いしか出来なくなろうが、脳内の休みたいに蓋をして手足を動かし、脳を瞬時に働かせて仕事に家族の介護に家事にと全力を注いだ時期もあった。

3年位前迄はそれが自分の生き方だし、生保に成ろうが、仕事が出来なくなろうが家の事は完璧にし、市役所のケースワーカーさんにも知花さんには何の心配もしてなくて~と言われる生活に、本当は裏でもっと気を使えとか思われているかもしれないと、身体中に痛みが有ろうが毎日のノルマの様に家中を磨き、自分の手入れも欠かさなかった。

しかし、突発性難聴の原因が降り掛かった時からだろうか。
何をどう努力しようが頑張ろうが、辛さを乗り越えようとしようが、苦しむのは自分で、そしてその苦しみは誰も助けてはくれないと気が付いた。

あの頃からアタイは寝たきりになる時間が増え、徐々に最初は手を抜く自分に腹も立つし苛立ちで気が狂いそうにも成ったが、段々と出来ない自分を一つ一つ受け入れる心の整理を重ねた所、心に余裕が持てる様に成った。

そしてアタイはnoteでの記述を始めたり、その中のライティングセラピーで自己の意識整理を行える様に成ったり、様々な人との出会いで医師との信頼関係の確固たる築きや、自己の人間関係における失敗や反省点からの自身の弱点等を一つ一つ学べ、お布団星人だけれども、精神的成長をのんびりではあるが重ねられた。

頑張り過ぎ無くても生きていける事。
アタイはそれを知らなかった。
人の顔色を伺い合わせなくても生きていける事。
アタイはそれの実践で空を見上げる心の余裕が生まれた。
アタイを下に見たり都合良く動かそうとしたり、コントロールする人間関係は異様で離れて良い事。
お陰でアタイは新たな名前をも手に入れる事が出来た。

苦しみは辛い。
しかし、その辛さを見ない振りするのでは無く受け入れ、その理由を解剖して納得すると自身の囚われていた鎖が外れる事をアタイは学べた。

苦しみの無い世界で生きる事はアタイには正直、宝くじに当たるよりも低確率だと思う。
それでも、苦しくて辛くてじたばたしたとしても、またそこからチマチマと這い上がれば生きる事は可能な事をアタイは知っている。

自分の情けなかったり弱味に感じる部分を認めるのは中々の苦行だ。
しかし、その先は生き易くなるのは確実なのでアタイ的には、これを読まれた方が壁にぶつかった際に無理矢理その壁の攻略方法を考えるのも悪く無いけど、ちょいと離れた所から見て出来る事から一歩一歩、その壁を登れる、もしくは登らないと言う判断を試してみて欲しいと思ったのでした。

無理して心身を壊すと、年齢を重ねれば重ねる程に無理が効かなくなります。
その前にどうかご自身を柔らかく大切に包んで欲しいと思ったアタイでした。

世界は広いから、視野を狭くならない様にお互い生きていきまっしょい♡♡
心の声を大切に。
そして心の声を誰かに伝えたくなったらそこに遠慮は必要無いので、自分を守る為にも周囲を頼って見て下さい♡♡

宜しければサポートお願い致します。 頂きましたサポート費は今後の作品製作費として大切にさせて頂きます。