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「人材」は資源

昨日からつくばの中央研修を受けています。「スクールマネジメント」の研修です。

これまで一教師としての立場でしか、学校を見てきませんでした。

学校って「例年通り」がスキだよな、とか、学校って「一人一人が会社経営をしている」みたいだな…とか

昨日のスクールマネジメントの話を聞いて、一番心に残ったのは、学校は組織であるということ。これから学校は変わらなければいけないということ。

国士舘大学の北神教授によると、学校はうまくいっているなら変えなくてもよいというように、組織として、変わらないということが慣例化しているとのこと。しかし、組織は常に変わらなければならないもの。慣例化は、怠惰以外の何ものでもない…と語っていました。例年通りでうまくいっているのならば、例年よりもさらにいいものにするためには、どうすればよいのかを考えるべき。例年通りということは、例年うまくいっているから、教師には余力がある。その余力があるのなら、さらによくするという方向に向かうべきだと話しています。

なんって企業的な考えなんでしょう。研修の中で学校改革に関する2つの事例発表が紹介されていましたが、この2つの発表に共通することは、「人」でした。ある先生は、学校改革で一番難しいのは、「職員を変えることだ」とお話しされていました。企業体質ではない、学校教員を、組織としてどう動かしていくか…きっとその一方策として示されたのが、「揃える」だったように思います。

「揃える」は学校の教職員を変えるための手段として使われたのだなと感じました。(私の住んでいる地域では、学校で、はじめのあいさつの仕方や終わりなど細かなきまりがたくさんあり、学校ではそれを全職員で揃えようと必死です。県の要請訪問のときにも、そこらへんを細かくチェックされます。私も学推担当のときには、必死に先生方に伝えていました。笑)

「揃える」ことを形から始めていたのだと感じました。本来大事なのは、職員の学校改革への意識を「揃える」だったのだと…

学校は校長だけでは変わりません。中にいる職員が目の前の子どもたちのために、どうすればよいのか、それを考えられるのは、一人一人の職員なのです。

スクールマネジメントの研修1日目を終えて、学校は管理職が作るものではない。中にいる職員が作っていくものだと改めて考えさせられた1日目でした。2日目へつづく…


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