眠れるクラシック音楽ランキング
「睡眠前にはクラシック音楽を聴くと効果的だ!」と言われていますが、一言で「クラシック音楽」といっても、どのような曲を聴くかによって効果は変わってきます。
そこで今回は、クラシック音楽が大好きな私がおすすめする、「眠れるクラシック音楽TOP5」をランキング形式で発表します!
是非お気に入りの一曲を見つけて、睡眠前の相棒として聴いてみてください。
眠れるクラシックランキング
第5位:ベートーヴェン/交響曲第2番 第2楽章
ベートーヴェンの交響曲といえば「運命」「田園」「第九」などが有名で、9つある交響曲の中で第2番は一番マイナー、演奏される機会の少ない曲です。
しかし、個人的にこの『交響曲第2番』は超名曲!特にこの第2楽章は、ベートーヴェン交響曲の緩徐楽章の中でもトップクラスの癒やしを与えてくれる、まさに隠れた名曲。
もっと演奏されて人気が出てほしい曲です。
第4位:ベートーヴェン/交響曲第9番 第3楽章
同じくベートーヴェンの交響曲から。こちらは超有名な『第九』の中から、ただ聴き流してしまいがちな第3楽章です。
『第九』といえば第4楽章の「歓喜の歌」が一番有名ではありますが、個人的にこの曲で一番聴いてほしい真髄は第3楽章です。
約15分間、弦楽器と木管楽器を中心としたしっとりとした音楽が続くため、睡眠前には効果的。
なぜなら、コンサート中にもこの楽章で寝てしまうお客さんが多発するため(笑)
ちなみに、この第3楽章の影響を受けたとされる、ドヴォルジャーク/交響曲第6番 第2楽章もオススメです。
第3位:エルガー/交響曲第1番 第3楽章
『威風堂々第1番』で知られるエルガーですが、エルガーの代表作として挙げられるのが『交響曲第1番』。
第1楽章のテーマが、クライマックスの第4楽章で壮大に還ってくる展開が一番たまらないですが、個人的には緩徐楽章となる第3楽章のメロディが一番お気に入りです。
まだクラシック音楽の知識が浅かった頃、コンサートホールでこの曲を初めて聴いた時、第3楽章で思わず涙が出ました。
初心者でもこの旋律には思わずグッとくると思います。
第2位:ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 第2楽章
言わずと知れたピアノ協奏曲トップを争う人気曲、ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』の中から、個人的に一番好きな第2楽章を挙げました。
この曲の背景といえば、鬱・スランプ状態で苦しんでいたラフマニノフが人生を懸けた一曲であるところ。
この第2楽章には、今の辛い人生を抜け出したいという悲痛な叫びや、心の苦しみを音に込めた魂が感じられます。
私は寝る前にこの曲を聴くと「苦しかったり嫌なこともあるけれど、前向いていけばきっと良いことあるな」と感じます。
第1位:メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第2番 第2楽章
そもそもこの曲を知っている人も少ないと思うのですが、個人的に隠れた名曲の筆頭に挙げる曲ですし、オススメのピアノ協奏曲でもTOP3に入れたい曲です。
しかも、睡眠前に聴くなら絶対に聴くべきなのが、この第2楽章。
冒頭、弦楽器のアンサンブルでシンプルなメロディが奏でられますが、それがどんどん展開されていき、終盤はピアノが魂を込めた叫びのような奏法で奏でられるのがたまらない。
約25分間の短い曲ですので、是非第1楽章〜第3楽章を通して聴いてみてください。
まとめ
ということで今回は、眠れるクラシック音楽ランキングを紹介しました。
第5位:ベートーヴェン/交響曲第2番 第2楽章
第4位:ベートーヴェン/交響曲第9番 第3楽章
第3位:エルガー/交響曲第1番 第3楽章
第2位:ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 第2楽章
第1位:メンデルスゾーン/ピアノ協奏曲第2番 第2楽章
このランキングに共通しているのは、緩徐楽章であるという点です。
緩徐楽章は、交響曲・協奏曲の中でも眠くなってしまう楽章であるため、コンサートホールではついウトウトしてしまいがちですが、だからこそ睡眠前にはもってこいの曲とも言えます。
今回紹介した緩徐楽章に興味を持たれたら、是非第1楽章から通して聴いてみてください。
やはり交響曲・協奏曲は通して聴くべきですし、通して聴くからこそ緩徐楽章の意義も理解できてくると思います。
あなたの心地よい睡眠前のひととき。そのお役に立てれば幸いです。
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