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『こっそり』という諸刃の剣

やる気の出し方というのは人それぞれあるだろうし、
多くの人が人生でけっこう試行錯誤することだと思う。
勉強だったり、仕事だったり、ダイエットだったり。やる気はいろんな場面で必要だけれど、なかなか簡単に湧いてきてくれるものではない。と僕は思うのだけれど、でも世界は広いので、パッと物事にすぐに取り組める人もいるでしょうね。
残念なことに、まだ僕はそちら側の人間にはなれそうにないです。

ちなみにおけいこさんはけっこうコロコロとやる気の出し方を変えるタイプです。別に意図的に変えるわけではないのですが、先週までうまくいっていたやる気の出し方でも今週はうまくいかない、なんてことは多々あります。最近は特にその傾向があって、もう何も考えずにやる気に頼らず、淡々とこなすのがいいのかなとか思い始めました。まあ「やる気学」の参考として、まだ研究が必要です。

でも今日は淡々とこなす方法ではなくて『こっそり』とこなす方法の話です。もちろん個人差はあるので、この方法が合う人・合わない人がいるかもしれないけれども、誰かの参考にでもなったらいいなと思います。

『こっそり』と物事をこなすのですから、簡単に言えば”有言実行”ではなくて”不言実行”ということです。

「有言実行」は素晴らしいことですし、同時にやる気を出す一つの方法だと思います。周りに”自分は〇〇を達成するんだ!”といって、自分を奮いたたせる、あるいは逃げ場をなくす。達成できなかった時に恥ずかしい思いをするのは自分ですから、宣言した人はそうならないように努力するようになります。目標を達成する上でとても有効な手段です。そして何よりも達成した時の自分が最高にかっこいい。

でも僕は「不言実行」も目標達成の有効な方法なのではないかなと思います。
”不言”ですから、何も周りに目標のことを宣言せずに達成するということです。

例を出しましょう。想像してみてください、あなたは夏に海デビューをするまで腹筋を割ることを目標としています。周りも同じように夏に向けて筋トレをしている人がちらほらと。でも周りで筋トレの話が出たとしても、あなたはそんな話とはあたかも無縁であるかのように振舞います。
「筋トレなんかめんどくさいから、僕はいいや、興味ないし」みたいに。
でも実はみんなの知らないところでは、あなたは周りと同じようにちゃんとプロテインを飲んで、シックスパックを目指して努力しています。

不言実行の最大のメリットは、「こっそり隠れて努力している自分ってかっこいい」と自分の中でニヤニヤできることです。そして何より、有言実行よりもストレスフリーであります。実際にやってみるとわかりますが、こっそり努力してみると、例えば先ほどの例で言うと、こっそり筋トレをした結果、

実家に帰ってお風呂から上がった際、家族から『お前、体つきが良くなったなあ』急に指摘される

とか、

友達と海に一緒に遊びにいって水着に着替えている時に『あれ、筋トレ興味ないとかいってたけどお前いい体してるな!』と褒められる

だとか、
そういう妄想でニヤニヤすることで、努力しようという気持ちが起きてきます。
達成した時に「実はやってた」と言う時の優越感は想像しただけでもニヤリとしてしまうのです。そういう想像のおかげで努力しようと思えてくる。

ただ、この『こっそり』やることにはデメリットもあって、それは「簡単に逃げ道を作ることができる」ということです。先ほどの筋トレの例に戻ると、もしシックスパックが海に行くまでに達成できなかったとしても、周りの友人には筋トレをしているようには思われていないわけですから、何事もなかったかのように生活していれば何も起きず、辱めを受けることもありません。なので、途中で挫折したとしても失うものが何もないのです。が故に、人によっては『こっそり』努力しても簡単に挫折してしまうかもしれません。

『こっそり』努力することはあくまでも目標達成の有効な手段の一つとしておすすめしますが、簡単に逃げることができてしまうので人によっては途中で諦めがちです。だから『こっそり』という諸刃の剣なのですね。


あくまでも参考までに。男子大学生の単純な思考回路が考えたことです。
あまり当てにしないほうがいいかも、でもあなたにはとても有効な方法かもわかりませんし。まあやってみたらきっと何か発見があると思います。


ということで諸刃の剣「こっそり」努力する話でした。
ちなみにおけいこさんは「こっそり努力」実践中です。現段階で2週間継続して努力できていますので、僕にはわりかし効果があるようです。ただ油断は禁物なので、途中で挫折しないように気をつけないといけませんね。


でもあらてめて考えたら、有言実行は最高にかっこいい。
それが当たり前にできるような人間に成長できたらいいな。


ということで、書いたら人生の目標が一つできたおけいこさんであった。


おしまい。

2019.3.19
おけいこさん

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