【第7回/全7回】スタッフの好奇心と探究心に感服!
今年(2024年)1月、岡崎社長はイタリアに旅立ちました。目的は、このnoteでも連載したことのある、イタリアはフィレンツェ開催の糸の見本市『Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)』(今回は2025年春夏向けの素材プレゼン)に、MONTELUCE(モンテルーチェ)として出展する様子を見るためです。イタリアまでの道中や、展示会でのスタッフたちの仕事っぷり、そしてイタリアの美味しい食べ物などを、岡崎社長の目線で語ってもらいます。
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ーー最終日、帰国となりました。
社長:
女子スタッフたちに、
「今日はホテルの朝食ではなく、
外で食べようと思っているのですが、社長も一緒に行きますか?」
って言われたので、
ホテルは12時チェックアウトだし、時間にも余裕があったから、
ホイホイついてったのね。
で、出かけたはいいものの、
ちょっとだと思ってついて行ったら、20分以上も歩かされてさ(笑)。
朝食を食べにどこまで行くんだよって…(笑)。
調べんだろうね、こういう甘いものとかね。
コーヒー美味しいところとかさ、いろいろ調べてさ、
コーヒーと甘いパン食べてね。
それからスーパー行ったりして、
社長:
しかし、よく動くわ。
彼女たちは終始疲れ知らずでした。
みんなね。探究心旺盛で。
でさ、街にさ、
プリクラじゃないけど写真機があったわけよ。
写真撮りましょうってなって、
社長:
みんなでこうやって写真撮って、そこでね、
自分たちで撮って、
笑ってる。
社長:
そこら中でこんなことやったりして、
まぁ、よく楽しんでるよね。
ーー青春真っ只中みたいな。
社長:
だから連れていきがいがあるよね。
でも、沓澤はね出不精なんで、ここには参加してない。
ロンドンで、同じような感じで、
2万5000歩も歩かされたって嘆いていたから、
今回も危険を察知してホテルにいたね(笑)。
他の連中は、写真撮ったり、買い物に行ったり、
とにかくね、動いてさ、調べてさ、
ああいう好奇心とね、探究心旺盛な人たちって面白いよ。一緒にいて。
社長:
大体、同じ世代のおっちゃんと行くとなると、イタリアの食事のあとは、最後グラッパ飲んで終わりなんだけどさ、
彼女たちはグラッパ飲まないから、
「ジェラートいきましょう♪」
って、寒い中ジェラート食べるためにやっぱり延々と歩かされたりさ、
ちょっと行くんじゃなくて、もう延々と歩いてさ、
途中で写真撮ろうとかさ、
若いよね。
だから、今回このメンバーと一緒にイタリアに来れて、
私はとても新鮮だった。
何だかみんなでキャッキャやってたんだずっと。
ーーそこに、まみれて、楽しかったと。
社長:
楽しかった(笑)。
ーーいい旅だったんですね。
社長:
そうだね。
仕事もちゃんと成果もあるし。
他の糸屋さんも見れたし、他のブースとの差別化にも確信が持てたし、昔からお付き合いしてる糸屋さんにも営業に行けたし。
ーー仕事はしっかりやって。仕事以外もわいわいきゃっきゃと。
社長:
そうそう(笑)。
メリハリが効いている海外出張だったね。
今回、初海外出展参加の沓澤は、英語ができないことに申し訳なさや歯痒さを感じてたらしいのね。
でも、そういったことも含めて全て経験だから。
最初はできなかったり、上手くいかないことがあっても、ある意味それは当たり前のことだし、
私も、32歳の時に初めてイタリア行った時は、何にもわからなかったし、自分に対して歯痒さもたくさん感じたよ。
そこからイタリアには30~40回行って、最初の頃はまだ若かったから、2日で25社ぐらいのブースを見て回って、色々と勉強したから、段々と慣れてきて上手く立ち居振るまえるようにもなった。
今回は6社ぐらいしか見て回れなかったけど。
途中でもう疲れちゃったもんね(笑)。
やっぱ、若い頃はそれだけ体力もあったし、
見る体力もあったし、選ぶ力もあったし、
そんなんでずっと毎年ね、
15年ぐらい行き続けて来て、
ここ最近はもう、若いスタッフにバトンタッチして、
みんな初回は上手く立ち回れずに、
自分なりに歯痒さを抱くんだよ。きっと。
そのうち、自分のスタイルが見えてきたり、役割がわかってきたりして、そこからが面白くなっていくと思うんだよね。
だから、彼もここで踏ん張って、
また、海外出張の自分の役割や活路を見出して行ってほしいな。
社長:
そうそう。
フィレンツェの最終日、やっと晴れたんだよ。
これはまさしくイタリアの空です。青いんだよね。
社長:
それまではずっと曇ってたんだよ。
こんなにワーッと晴れたのフィレンツェに来てから初めてで、
帰る時に初めて晴れたねって。
(おわりです。最後までお読みいただきありがとうございました)。