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【第4回/全7回】モンテルーチェがイタリアでも通用するその理由
今年(2024年)1月、岡崎社長はイタリアに旅立ちました。目的は、このnoteでも連載したことのある、イタリアはフィレンツェ開催の糸の見本市『Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)』(今回は2025年春夏向けの素材プレゼン)に、MONTELUCE(モンテルーチェ)として出展する様子を見るためです。イタリアまでの道中や、展示会でのスタッフたちの仕事っぷり、そしてイタリアの美味しい食べ物などを、岡崎社長の目線で語ってもらいます。
▶︎ 前回の記事はこちら
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ーーモンテルーチェとして、ファッションの本場イタリアに日本から乗り込んでいるワケですが、気後れなどはないのですか?
社長:
ないない。
もう、全然対等にやれていると感じてますよ。
スタッフたちも自信を持ってあの場に立っているもんね。
「MONTELUCE(モンテルーチェ)」とは?
丸安毛糸が展開する糸のオリジナルブランド。ブランド名はイタリア語の「モンテ(山)」と「ルーチェ(光)」からなり、糸に触れることで、ひらめきや感動を感じて欲しいという想いが込められている。
ーーモンテルーチェと、Pitti Filati(ピッティ・フィラーティ)に出展している他社のブースの違いってどんなところでしょうか?
社長:
モンテルーチェの特徴は、製品の数が多いのと、
着ることのできるサンプルが並んでいるということです。
多くのブースは、糸をただ見せるためにブックを見せてピックアップして終わるんだけど、
うちのブースは編み地があって、製品があるんです。
ブックは最後にちょっと色選びの確認のために見せるぐらいで、
見せ方が他のブースとはちょっと違う。
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「製品」が並んでいることでイメージが広がると評判。
ーーよりイメージしやすくなるところを、ちゃんとお客様目線で。
社長:
そう。
他はそんなことやってなくて、
クローズドなブースがいっぱいあるのよ。
受付がいて、アポイントが入ってないと中は見せないとか。
うちは、フラっと入れてサンプルも直に触れるからさ。
興味が沸けば、すぐ商談にも入れるし、
パッと見て、すぐに編み地や製品をピックアップして、
「これください」って言う人もいるし、
あと一つ、モンテルーチェの特徴といえば、
グレーのブースと、モードっぽい黒の服で統一しているところかな。
他のブースでこんなのないんだよ。
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他のところは、みんなもうクラシコイタリアっつってさ、イタリアのかっこいい親父的なネクタイしてさ。いい素材みたいなの着てるんだけど、
うちは黒で統一。
すごいシャープなの。
それらがブースの特徴だね。
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社長:
時間が空いた時、他のブースを10件くらい見て回ったんだけど、
そこでプレゼンを受けてみると、
やっぱりうちの糸って、他と較べても全然違うの。
作り方とか、クオリティとか。
向こうは、綿100%とか、ウール100%とか、そういう上質なものが多いんだけど、うちが材質で勝負しようとしても、お客さんはうちからそういったものは絶対買わないから。
ーー上質なものは他社にあって…。
社長:
そう。
カシミア100%とかの材質は、うちのブースでは一個も扱っていないから。
そういうのではなくて、うちはカシミヤとポリエステルとか、ちょっと変わった表現をさせたりしているのね。
なので、他を見に行って、うちのは他が扱っていないものを提供できているとはっきり実感できたんだよね。
それでも、お客さんは展示ブースにいっぱい来てくれたし、受注もできたので、それってとても自信になるよね。
イタリアでも充分通用するんだって。
ーー世界で通用する糸屋になってる実感ですね。
社長:
口コミでね、
「モンテルーチェは見た方がいいって言われたからきたよ」
っていう人が多かったのは、
それぐらい差別化されているってことだし、モンテルーチェが支持されて広まっている証拠だとも思うんだ。
イタリア出展の回数を重ることによって、評判にもなってきてるし、
ちゃんとそこで、売り上げ的な結果を出すこともできている。
他社がやっていないことで、日本といった雰囲気や情緒で得ることもせず、真っ向勝負できているのが、成果を得られている理由だとも思っているんです。
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そんなこんなで、初日は盛況のうちに終了。
みんなクタクタの腹ペコでの夕飯です。
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これが実は名物のバターチキン。
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これも名物、オムレツみたいなのですよね。
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で、最後はベリーの盛り合わせ。
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この日はジェラートは行かないんだけど、
ここでもまた、女子たち甘いもの食べてます。
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(第5回につづく(全7回))