GIVEとTAKEのバランスが悪い時って、自分の怠慢だったりすることもあるよね、っていう話
人間関係において、GIVEとTAKEのバランスってとても大事だと思う。
一緒にいて、なんとなく居心地の悪い相手って、おそらくGIVEとTAKEのバランスが悪い。
もしかすると、相手から欲しがられてばかりの状態かもしれないし、
逆に、自分の身を削ってまで相手に与え続けている状態かもしれない。
そして、そのバランスの悪さに気づいていない時に、人間関係が悩みやストレスになることがある、と感じる。
気づいていれば、その人との関わり方を微調整したり、ときに「No!」と言える勇気を持てたりするのかもしれない。
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私は以前、ペアで仕事をしている人がよく休むことで悩んでいた。
休むこと自体は何も問題ない。
むしろ、ゆっくりしてほしいと思う。
ただ、その人は、(たまたまだと信じているが、)重大な案件がある時と休みの日が重なることが多く、
その度に、私が代わりに処理したり、自分の予定をキャンセルして残業したりして、対応してきた。
このときの私は、すごく不満を抱えていた。
「なんで私ばかり?」
「相手の人はなんでいつも大変な日に休むのか?」
「私は利用されているのでは?」
そんなことばかり考えていて、気づけば被害者意識の塊だった。
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私は当時、「相手の人が休むせいで自分がこんなに苦しんでる」と本気で思っていた。
仕事を休むことは権利だし、相手の人が休むかどうかは私がコントロールできることではない。
コントロールできないことにストレスを感じ、不満を募らせ、被害妄想を膨らませていた。
あまりにも苦しくなったので、私は相手の人に
「なんでいつも大変な時に休むんですか?仕事に対して責任感ないのですか?」
と激しい口調で突っかかってしまった。
周りの人もビックリしただろう。
そして、一番驚いていたのは相手の人だった。
キョトンとした顔をして
「ごめんなさい。そんなに迷惑をかけてましたか?気づきませんでした。」
と言われた。
続けて、
「いや、本当に気づいてなくて申し訳なかったのだけど、〇〇さん(私)は全然休まないし、何も言ってこないから、てっきり何も問題ないのかと思ってました。」
と言われた。
ここまで言われて、私はハッとした。
私はこれまで一度も
「自分も休みたい」
「仕事があふれてるので助けてほしい」
「この日は大事な予定があるから残業できない」
など、自分の意思を伝えておらず、コミュニケーションを怠っていた。
おそらく、言ったら迷惑になるんじゃないかとか、嫌われるんじゃないかとか、考えたからだと思う。
つまり、相手のことも周りも、私は信頼していなかったのだ。
結局、自分から伝えるべきことを伝えず、健全なコミュニケーションを避け、すべて相手のせいにしていたのは自分だった。
「察してほしい」
「なんで配慮してくれないの?」
と傲慢だっただけなのだ。
このことに気づいて、とても恥ずかしくなり、反省した。
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人は、悪意がなくても、あるいは、搾取しようと思っていなくても、意図せずTAKERになってしまうことはあるし、
一方で、自分のことを大事にしないと過度なGIVERにもなりえてしまう。
ただ、そうなった時は、相手がどうこうではなく、まずは自分の言動を振り返りたい。
GIVEとTAKEのバランスって、自分次第で調整可能と思うし、
バランスを保つように相手と健全なコミュニケーションをとることを怠らないことも大事だ。
自分をコントロールできるのは自分だけ。
自分を変えられるのも自分だけ。
自分の言動が変わると、相手の言動も変わり、良いバランスでGIVEとTAKEをし合えるのではないか。
GIVEとTAKEのバランスが悪いと感じたら、まずは
自分が人のせいにしてないか
勝手に被害者になっていないか
振り返りたいと思う。
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