個人を尊重できる夫婦に
毎日仕事帰りに立ち寄る惣菜屋やスーパーで食材を買っているほとんどは女性で、わたしもそのうちの一人です。
夜ご飯を作って夫の帰りを待つ。
これを当たり前だとは思いたくありませんし、共働きの我が家では当たり前にしていません。
結婚しても、個々の生き方を尊重する
夫はあまり昔ながらの夫婦像を理想とは思っておらず(多分…笑)、こだわりがないタイプです。
わたしには、共働きしろとも、専業主婦になれとも言わないので非常にその点はありがたいと思っています。
今、共働きとして働くことを選んだのもわたしです。もちろんダブルインカムでないと生活に余裕がなくなるので、選ばざるを得ないとも言えますが、正社員で働く必要はないといえばない、恵まれた環境下での決断でした。
正直、わたしは結婚後、正社員でガツガツ働く気はありませんでした。その働き方をしながら家事を両立できる自信がなかったから。
だからフリーランスもしくはパートの働き方を検討していたのも事実です。
そんなとき、正社員で働くなら仕事も家事もお互い折半だよね。というふうに夫が考えてくれたので、気負わず正社員への道に進むことに。
実際、仕事を早く終えられて、体力的にも余裕がある日は帰宅後料理を作りますが、そうでない日は惣菜だけ買って帰ったり、レトルトを使ったり、あるいは別々に食事をとったり…。
お金がかかると言われればそれまでですが、そのために私たちは二人で働いているわけです。必要以上に無理をして心身に負担をかけるのであれば、楽できるところは楽しよう。そこで空いた時間を自分をいたわる時間に充てよう。と考えています。
仕事も、家事も、趣味も。一人の人間としてどれもバランス良くこなしていけるよう、支え合っているという感覚です。
家事の割り振りやルールはつくらない
洗い物や洗濯、掃除についても、相手がしていないから不満に思うのではなく、できる余裕がある人が、できる時にやる。これをモットーにしています。
家事の中でもお互いの得意不得意があります。
整理整頓系の作業や料理はわたしが得意ですし、排水溝など水回りの掃除や力仕事は夫が得意です。
いつ、誰が、どこを担当するということを決めていませんので、気づいた時や余裕がある時に、それぞれが家事をするようにしています。
もちろん、どちらか一方ばかりが家事をしているという状態にならないように、そこはお互いが思いやりと節度をもって過ごしているつもりです。
してくれたことへの「ありがとう」
家事の役割分担をしていないぶん、疲れていた時に相手が食器洗いをしてくれている姿を見ると「めっちゃありがたい!!」という感情が大きくなるように感じています。
自分の役割を自分でこなす=当たり前と思ってしまう。しかし、役割を決めていない=自分もその家事をする責任があると捉えるわけですので、自然と「やってもらった」という感情が芽生えます。
だからこそ、同棲をし始めてから今に至るまで、いまだに毎日家事をした人に対して自然と「ありがとう」を言い合えているのかなと思います。
相手の存在を当たり前と思わないこと
相手が家事をしてくれるのも、仕事をしてくれているのも、当たり前ではありません。
と同時に、わたしが家事をすることも、仕事をすることも、相手にとって当たり前のことではないです。
共に生きていく相手がいること、相手が生きていること、相手が日々お金を稼ぎ、暮らしやすい環境を整えてくれるからこそ、自分も自分の人生を生きられているということを忘れず、これからも手を取り合って過ごしていけたらいいなと思います。
明日は、夫の好きな鶏の唐揚げを買って帰ってやるか!
それではまた!