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読後ノート14 1冊まるごと完コピ読書術

今回の本は、「1冊まるごと完コピ読書術」。

偶然目にして、タイトルに惹かれて購入した。

人はなんかしらの目的を持って読書をする。
楽しむため、知識を増やすため、さまざまだ。

なりたい自分になる。
そんな目的があるのであれば、師匠本を見つけ完コピする。
一冊に書かれたノウハウを何度もしつこく実践してなりたい自分自分に近づく。

それがこの本のエッセンスだ。

たしかに。

師匠とまではいかないが、仕事のやり方は会社の上司や先輩から学ぶ。
そのときは、最初は本当に言われたことをそのままやる。
まさに完コピだ。
それを何度も繰り返して、自分のものにしていく。

それを読書でやりましょうということ。

読書の段階を提示している。

第一段階が「わかる」。
国語的読書で、言いたいことがわかる。

第二段階が「忘れない」。
これまでの読書術はたいていここまで。
読書ノートなどを活用する。

第三段階が「実践できる」。
自分も読書ノートをとっていて、後で見返すことはしていた。
これは第二段階の忘れないレベルで、実践できているかというと自信はない。

なるほど。

完コピをどのようにしていくのか。

1)なるほどリストの作成
本を読んで、なるほどと思ったことをリストアップする。エクセルに打ち込むことを推奨している。

2)奥義の特定
ノウハウの吸収につながる肝をさがす。
著者が持っている一番のコツを見つけ出す。

3)滝行の実行
自分との対話を通して自らの思考や行動を矯正する。

4)特訓プログラムの構築と実行
くりかえし、うまくいくまで、できるようになるまでくりかえす。

自分の場合、1)でとまっていた。
読みながら、気になったところに線を引き、後でそれを読書ノートに転記する。それをあとで眺める。
ここまではしていた。

3),4)の読書で得たものを題材に自分のことを考える。
改善すべきところを見つけ、実行し、できるようになる。

行動に移すこと、試してみること、それらを通じてはじめて自分のものになる。

たしかに。

「理系読書」という本を以前読んだことがある。

「一冊を15分で読む」という謳い文句で、効率的読書をすすめている。

「完コピ」とはまったく逆の主張だ。
しかし、共通点がある。

それは「問題解決のために本を使う」という点。

ビジネス書などはほとんどその目的に本来は読まれるはずだが、自分を振り返ってみて、習慣的に読んでいたり、流行っているからとか、目的的でないところがあったことに気づいた。

方法は異なるが、目的は「問題解決」。
その解決に読書をする。
ビジネス書を選ぶとき、読むときには、まずそのところに注意しよう。

完コピでは「もしドラ」を紹介している。

著者が一番最初に完コピした本らしい。

自分もマネジメントする立場にあり、「もしドラ」を読んでなかったので、さっそく購入した。

自分のマネジメント力をあげる。

そういう課題認識をもって、「もしドラ」の完コピをやってみようと思っている。

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