
2024〆
M-1を楽しみ終えるといよいよ年の瀬を意識するのは例年通りだけど、なんだか妙に寂しさが押し寄せる、それを掘り下げようとした妙に真顔の下書きは消して、クリスマスらしく楽しみを掘り起こす
子どもが寝たあと21時半頃から敗者復活戦を見始め、夜中2時前ぐらいに全部見終わるのがここ数年のお決まり、深夜に真空ジェシカ2本目のネタを歯磨きしながら観たのが今回のピークポイント、爆発的なくだらなさの中の飛躍と緊張感にくすぐられ爆笑を抑えられなかった
さて、今年は映画をいっぱい観に行けた。特にこれといった展望はないものの、ようやく映画の価値と奥深さに惹き込まれるようになった気がする。観る時の体調や嗜好に左右される面もあるけれど、スクリーンに向き合い、撮影照明録音演出演技劇伴美術編集の織り成す光と影の神秘性みたいなものにバチコーンとやられる体感と、普段の生活に埋もれてしまっている自分と社会(わたしとあなた)の間に潜む何かを掘り起こしてもらえるような発見をもらおうと、往復およそ3時間を繰り返し費やしたんだろうな、ん、費やした、ではなく、蓄えた、にしとこう

刺激や批判性があってこその映画だと思う一方、気付けば過剰さや即効性が求められたり不寛容が蔓延る昨今だから、『夜明けのすべて』『ホールドオーバーズ』なんかは大風呂敷を広げることなく緩やかに親密さを感じさせてくれて大切に思える、年末年始をしめやかに過ごすにはきっとうってつけの2本
(それぞれネトフリ、アマプラで視れます)
今年生で聴いてみたかった曲、丁度あがってたので貼ります↓
『相席屋に行きたい』というパッションが謎に炸裂してシュールにも聞こえてしまいそうだけれど、推しに会いたい、焼肉食べたい、電車撮りたい、と何だって言い換え可能なポップネスとアフロファンクの交差点。私の今年なら映画を観たい、だったわけです
この曲然りお守りみたいに思えるものに今年は結構出会えた、それはそれとして、外から仕入れたものばかりではなく内から生まれる実感に頼っていけたらな、と、仕入れ先過多でこんがらがってばかりの時代にふと思う
寂しさが募らないように、貪欲でなくとも、気にし過ぎず、楽しみと喜びを持ちたい