苦しみの日々 哀しみの日々
茨木のり子さんの詩にハマりまして・・・
先日も『自分の感受性くらい』について書いたばかりです。
今日は「倚りかからず」より、『苦しみの日々 哀しみの日々』を取り上げてみます。
ときに、悩みは成長の糧となります。
悩んでいる渦中は、「なぜわたしが」「どうしてこんなことに」と心の中は苦しみでいっぱいになるでしょう。
やがて(周囲の助けも含めて)徐々に悩みを乗り越えていったとき、ふと振り返ることがあります。
まさにこの言葉のように、よい経験だったと昇華することがあります。
わたしたちの表現では『自己概念の成長』といいます。
「そうか!そういうことなんだ!」
悩んでいた頃にはわからなかった新しいモノの見方・捉え方ができたとき、より強く成長を感じると思います。
いまの、わたしの学びのテーマは『自己概念の揺らぎ』です。
自分の信じてきたモノの見方・捉え方がグラグラと揺らぐ・・・そこには、悩みがあります。悩むような経験があります。
もちろん、うれしくて悩むこともあります。
でも、大きく成長を感じられるのは、やはり悩みであることが多いのではないでしょうか。
悩んでいるときほど、大きく揺らぐのではないでしょうか。
揺らいでいるときこそ、自分を見つめるチャンスです。自己省察=内省のチャンスです。
そこに寄り添うのが、キャリアカウンセラーです。
だから「悩みを解決しようとし過ぎない」ことは、大切な心得です。
悩んでいる最中に、じっくりと自分を見つめ、自分の中にあるモノの見方・捉え方を味わってもらうことが、キャリアカウンセリングにおける大切な時間なんでしょう。
会長や理事長も「相談者に悩んでもらう」という表現を使われます。やはり悩むことを大切にされているからこその言葉だと思います。
あなたにとって、苦しみの日々 哀しみの日々はどのようなものですか?
いま一度振り返って、自己概念の成長を実感してみませんか?
明日も佳き日でありますように
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