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今日はJCDA長野地区会のウェルカムイベントを開催しました。

テーマは【キャリアカウンセラーとしての≪ものの見方・捉え方≫の感性を磨く「対話型鑑賞」】。

「対話型鑑賞」のもとになるメソッドは、1980 年代にニューヨーク近代美術館(MoMA)教育部部長のフィリップ・ヤノウィン氏と認知心理学者アビゲイル・ハウゼン氏によって、思考力の育成を目的に開発された美術鑑賞教育法です。それが日本に導入されて様々な形に 変容しながら「対話型鑑賞」という呼称のもと、各地の美術館、学校教育機関、企業などで実践され始めています。
作品の解説やキャプションなどによる情報に頼らず、作品を見て考え、お互いの意見を聴き、 自分の気持ちや考えを言葉にすることで、観察力や思考力(批判的思考力、創造的思考力)、コミュニケーション力、感性の磨き方を学ぶ教育法です。

清水美和さん「対話型鑑賞とは」

1枚の絵を見て、お互いに感じたことを伝い合い、そのやり取りから湧きおこった気持ちや考えを言葉にする中で、自身の≪ものの見方・捉え方≫の感性を磨こうという学びです。

講師として同じCDA会員であり、対話型アート鑑賞ファシリテーターでもある『清水美和さん』をお招きしました。コーチ・コンサルタント・カウンセラー・講師向けの起業支援の専門家として幅広く活動されています。
また『余白がもたらす、感性を拓く歩み方: ~わたしらしいリズムを奏でる3つの方法~』という電子書籍も発刊されていらっしゃいます。


長野地区会員10名限定の小規模なイベントでしたが、その分お互いに感じたことをたっぷりと語り、充実した時間を過ごすことができたようです。

特に清水さんの問いかけが秀逸で、絵のどの部分をどのように捉えたのかを具体的かつ詳細に語れるように関わってくださいました。

その捉え方はまさに十人十色。
同じ絵を見ているのにも関わらず、出てくる言葉はみんな違っていました。
でも「その違いがよい」「違うからこそ気づき合える」という鑑賞法なので、みなさんが気後れすることなく積極的に発言してくださるんです。

「へぇー」
「なるほどー」
「そこに注目するんですね」
「そこは気づかなかった」

誰かの発言に触発されて新しい捉え方ができ、また違った世界が見えてくる―――そんな深い深い学びでした。


わたしはこの場を裏方としてじっと見守り、みなさんの見方や捉え方・感じ方が関わりによって変わっていく様子をしみじみと味わっていました。

でも途中から自分も発言したくてウズウズ・・・やっぱり学びの中に入って一緒に語りたくなっちゃいますね(笑)

対話型アート鑑賞。今度は身近な美術館で、誰かと一緒に語らいながら見たらきっと楽しいんだろうな・・・なんてことを思いました。

キャリアカウンセラー同士であれば、お互いの自己概念やその背景にある経験、発する言葉やその意味づけなど、より彩り豊かな楽しみ方ができそうですね。

できることなら次年度に再度開催したいと目論むわたしがいます(笑)


さて、長野地区はあと2回のナイトピアトレで今年度の地区会開催を終えます。
わたしの地区長としての任期も1期2年を終え、またピアファシリテーターの任期3年も終えることになります。
とはいえ、地区長もピアファシリテーターも延長更新をお願いし、あと2年はこの立場でいろいろとチャレンジさせていただく予定です。
もうちょっとだけ貴重な体験を続けさせてもらえそうです♪
長野地区のみなさま、そしてつながる全国の仲間のみなさま、引き続きよろしくお願いいたします!




明日も佳き日でありますように




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