家庭環境が作り出す価値観は人生に活かせ。

前回の記事はこちら:俺は瑞穂のハーヴィ(錯乱)

こんばんは。鍼を受けてこれからは健康だ!と偉そうに宣っていたら、風邪をひいた模様です。油断が僕を成長させてくれますね。

自分の価値観を遡っていると家族との関係性が浮かび上がってくることがあります
どう育ってきたのかを振り返るのは自分の価値観を出していく上でとても大事な作業だと思っています。そういう意味では原体験は家庭環境なのかもしれません。➔「相手のWHY」に通じる原体験ということば

岡本家の家族構成は、両親と弟がひとり。
父は名古屋は栄、錦3丁目でライブハウスを経営していました。20代前半に母(僕の祖母です)と巡ったヨーロッパのライブバーをみて感化されたようです。同時にどうも芸能人みたいなことをやっていたみたいで、ほとんど父と会うことはなかったような気がします。日曜日の夕方の家族での外食が唯一の父との時間だったと記憶しています。過去には確か『元気が出るテレビ』だったと思いますがテリー伊藤さんとかと並んでコメンテーターで出演していた映像を家で見ていたことを覚えています。多分元気が出るテレビ。なんの仕事してたんだろう(笑)今では音楽レーベル作って色々やってます。学校の校歌を音源化したときに僕がボーカル録りしたのでとある商業高校の校歌は僕の声です(笑)仕事とプライベートの境目などいらないという姿勢を学んだのは父からなのかな、と最近は感じています。

母はずっと専業主婦でした。後にも書きますが弟が先天性の聾唖者(耳が聞こえない)で、国定難病持ちなので家をなかなか空けられなかったという事情がありました。僕らが大学を出たぐらいからいろんなところでパートを始め、今ではケアマネージャーとして駆け回っています。母は「仁」の人です。自分を犠牲にしてでも相手のために動くというのが自然にできる人で、その点をめちゃくちゃ尊敬しています。
母も本の虫で、事あるごとに「本は出会いだから、いいと思ったらすぐ買いなさい」と教わり育ってきました。昔は弟のこともあり、自分に余裕がなかったのか、小学校のテストで90点切ると家でバチバチに叩かれました(笑)お陰で勉強が苦にならなくなったのでまぁ、結果オーライです。
父が夜ほとんどいない家庭(ライブハウスだから)だったので、僕が父がわりの生活をしていました。

そして弟。耳が聴こえず、血小板が少ない病気をもって生まれてきました。鼻血でも出ようもんなら大騒ぎです。血が止まらないのですぐ貧血になりますし。小さい頃は半年入院とかザラでした。そんな弟も今では結婚して息子もいるんですが、幼い頃は差別もされたりしたのに非常に穏やかな人間です。聞こえないって馬鹿にされても、こっちからしたら聞こえてることの方が異常だから別になんとも思わない、と平気で言います。岡本家は手話はほとんどやらないんですがキュードスピーチという子音だけを指で表す言語を使います。お陰でホームセンターとかで遠距離でも会話が普通に成立します(笑)

そんな事情があったので、弟の教育係、母の愚痴、相談聞き、父の話聞き、を一手にになっていました。中学の頃、周りは反抗期で中学も荒れてることで有名なところだったんですが、反抗してる場合じゃないんですよ(笑)僕が反抗期に突入したら岡本家は100%崩壊するとわかっていたので、色々抑え込んでいたら気づいたら反抗期めいた時期は終わっていました。腹が立ったときに黙るのはこの影響かもしれません(笑)

一般的な家庭とは多少違う自覚はありましたが、小学生の時に「多分自分で面白いことがかける人生になりそう」と強く思ったのを覚えています。環境のおかげで自分ごとにするのが得意になったので結果的に自分にとってはプラスにしか働いていません。
こういう人生を送りたいっていうのは小学一年生のときに目の前で親友を亡くしてから決めていた(➔無責任に背中を押しに行く。)ので、逆にこの少し個性的な家庭環境は自分に学びを与えてくれました。自分でどんどん動いていかないと家が動かないんです(笑)
両親の価値観が違いすぎたので落とし所を決めるのは僕の役目でした。これが今の自分に強く影響を与えている確信があります。
生きた環境をどう活かすのかは意識的にやらないと埋もれます。環境に文句を言うクセがもしあるとしたら、今すぐやめた方がいいです。

環境に文句を言っても何も変わりません。文句をつけるのは自分の行動のみです。

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おかたく
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