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そして生活はつづく

日曜日。
星野源さんのエッセイ本を読む。

まずタイトルがいい。『そして生活はつづく』、ほんまやね。

苦手な生活と向き合いたくなくて、仕事の予定を詰め込んでいった源さんは、過労で倒れてしまう。

すると、おかあさんから「あんた、生活嫌いだからね。掃除とか洗濯とか毎日の地味な生活を大事にしないから、そういうことになるの。」と言われ、自分の生活をつまらないと捉えるのではなく、おもしろがろうとする様が描かれている。

男性目線の生活をフムフムと読んでいくなか、時折あぁそうだなぁっとしみじみ。

源さんのおかあさんがかけた言葉は、生活を積み重ねてきたからこその言葉。家事って確かに地味なイメージがある。

外に出るのが好きな人もいるし、内(家の中)を整えるのが好きな人もいる。

私は、源さんのように生活に向き合いたくなくて外に行くというよりも、向き合いたいのに外に行く時間がまたやってきたということは何度もあり、そうなると気持ちがグラグラとしてきて、やはりあまりいいことはなかった。

地味に感じる人もいるかもしれないけれど、決して地味じゃない。

「私って外に行くのが好きで、家にいると気が狂いそうになるの。よくいれるよね。」などと言われると、あなたはそれが幸せだと感じるんだからそれでいい。私は家にいる時間も最高だと感じるのだから、お互いそれでいいのではないの?と思う。

若い時は、私ももっと外に出た方がいいのかな?なんて思ったけれど、今は言われても、なるほどなと思うだけ。

明日は月曜日。生活はつづく。仕事や学校や、おかあさんもつづく。
どうせなら楽しもうとまた思える本だった。

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