おからを使いまくる使命を持つ私が10/2(豆腐の日)におからが出ない豆腐を作ってみた!
本日10/2は「豆腐の日」だそうです。
おからに関わる私は、ここ数年この日は必ず
豆腐に関わる何かをしているような気がします。
ご存じの方もおられると思いますが
豆腐は大豆で出来ていますね。
お豆腐がどのように作られるか、簡単に説明をすると
まず、乾燥大豆を水に漬けて、柔らかく戻したら
その大豆をミキサーで細かく潰して
そこに水を加えて、鍋で煮て(この状態を”呉”と言います)
その後、絞ります。
この、絞られた液体が「豆乳」で、残った搾りかすが「おから」というわけです。
この豆乳に、凝固剤を加えて固めたものが、お豆腐です。
上記はとても簡単な説明ですが、このことより
「大豆を丸ごと全部、使うわけではない」→豆乳を絞りたいので
「大豆は必ず加熱されている」→大豆(穀物)は生では食べられません
このようなことが、わかりますね。
なので「基本的に」お豆腐を作ろうとした場合、
必ずその「副産物」として「おから」が産出されるわけです。
私は、その「おから」を使いまくることを使命としているわけですが
2022年度の「豆腐の日」に際して
なんと「おからが出ない豆腐」を作ってみました!
実はこれ、初挑戦です!
上手にできるかな!?
緊張しつつ、完成したお豆腐はこちら
あえて柔らかめの食感にしています。
クリーミーでデザートのようですが、味はしっかり「お豆腐」
今回、使用したのは「大豆粉」です。
「大豆粉」がどのようなものか、ご存じですか?
これは「生の大豆を、粉末状に挽いた粉」です。
ちなみに「きな粉」は基本的に
「大豆を炒って皮をむき、挽いた粉」です。
ということは、「きな粉」は既に加熱してあるのでそのまま食べられますが
「大豆粉」は未加熱状態ですので、基本的に熱を入れなければ食べられません。※一部「失活大豆粉」と言って、そのまま食べられる大豆粉もあります。
そのようなわけで今回は
「おからを使いまくる使命を持った私が、おからが出ない豆腐」を
「大豆粉」を使って作ってみました!!
まずは、大豆粉と水を混ぜて、豆乳を作り
その豆乳を、加熱し
一定の温度に達したら、火からおろし
凝固剤を加え、蓋をして蒸します。
たったそれだけ、はい完成!!
大豆から作るより断然簡単で
さらには「おから」が出ない!!!!
丸ごと大豆が食べられるお豆腐です。
うーん、このお豆腐が主流になってしまったら
私の使命は一体、どうなるのだろう^^;笑
でもこれからの未来のためには
「無駄を作らない」という製法はとても大切だと思うのです。
あれもあり、これもあり
しなやかで柔軟な考え方が、新たな可能性を産むのかもしれませんね。
今後のお豆腐業界に、心から幸あれ!!
今回、おからの出番はなしでしたが^^;
次回こそは、おからを使いまくりますよ(笑