トイレアレコレ・6 個室籠城-1
ウン十年前のベトナム一人旅でのトイレの話。
扱っているものがトイレなので、ご注意ください。
ベトナムでのもう一つの話↓
さて、ベトナム旅行 帰国日の事だ。
その日、午前中、お土産購入も兼ねて、わたしは、ホテル近くのスーパーに行き、ホテルに戻ってからは、荷物のパッキングなどをしつつ、スーパーで買ったお昼ご飯を食べた。
16時とかにホテルから空港へ向かうバスが出る予定だった。
フリーのツアーだったが、ホテルから空港への送迎はついており、バスは、グレードの違う各ホテルで客をピックアップして空港へ行き、夜に離陸、関西空港に向かう。
ホテルロビーでの集合時間まで、まだまだあったので、のんびり部屋で過ごすつもりだった。
のだが。
やがてわたしの体を異変が襲う。
寒気、微熱、そして、激しい下痢と嘔吐。
残りの時間の多くを部屋のトイレで過ごすことになる。
何が起きているのかわからないが、風邪を引いたとしか思えなかった。
もしくは、なにか悪い感染病だったらどうしようとも少し思った。
結局、持っていた風邪薬を気休めに飲み、集合時間ギリギリまで部屋のトイレで過ごした。
この時点ですでに、ぐったりで、車の中で嘔吐、下痢に襲われたらと不安にもなっていた。
というか、これまでの状況を思えば、そうならないほうが、不思議に思えた。
しかし、このままベトナムにいては、手続きなどを含め、どうすればいいのか想像もつかない。
それを思えば、なんとか気合で乗り切り帰国するしかないと腹を括った。
車内(バスと言っても、バン程度のサイズだったような・・)では、車酔いの追い打ちをかけないように、窓側の席をとり、外を見ながら、大丈夫と自分に言い聞かせ続けた。
やがて、空港に着いた。
長かったことよ。
ホテルのトイレで、大変なことになっていたことを思うと、無事についたのが奇跡だと思えた。
しかし、ここから、搭乗までが第二の勝負だ。
気合を入れ直さなければならない。
わたしは、なんとしても機上の人となる!
小さい空港なのも幸いして、絶不調ながらも、チェックイン、出国手続きを終える。
そこから、トイレにGO!
搭乗時間まで、トイレがわたしの待合室となる。
以下へ続く↓
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