高校の時の噂・友達のことで驚いた2&当時の書店事情など
今回も本題に入らないのですが
前回、噂の内容を語る前振りとして、公立の中・高校が一緒だった友人との関係性を書いた。
今回も、時代背景や今との違いなど、書きたいことをつらつらと書く回…。
高校はひと学年8クラスくらいあって、結局、三年間その友達と同じクラスになることはなかった。
中学を合わせた六年間でもクラスメイトだったのは、中三の一度だけということだ。
その友達は部活をやっており、わたしは引き続き帰宅部だったが、ぽつりぽつりと帰宅を一緒にしていた気もするので、部活の無い日や試験期間などは廊下で会うと「一緒に帰ろう」などと、声を掛け合っていたのだろう。(携帯もパソコンもない時代なので)。
うちの高校は、自転車通学が圧倒的に多かったため、一緒に帰宅できる人は限られていた。
とはいえ、その当時からわたし自身は、色々考えすぎて、結局一人が気楽と思うタイプになっていたので、自分から誘うことはあまりなかったように思う。
さて、噂の内容にも関係するので、もう少しその友達について書く。
前回一緒に美容院に行った話を書いたが、友達はまずまずオシャレだった。(と言っても今の女子高生の完成度高すぎなオシャレとは違うんだけどさ)
一方、わたしは全くオシャレじゃなかった。
もちろん普通の身だしなみはしていたが、プラスα的な部分は興味がなかったし、自分をかわいく見せたいという気持ちも正直あまり無かった。
まあ素材的に難しいかなって諦めと、そういうことに時間を費やす気持ちにならなかったというか。
加えて、自分に自信がなく、卑屈なところも抱えていた(周りには出さないようにはしてたけど…)。
でもその友達は、肩下30cmくらいのストレートの髪を、編み込みやらお団子やらフィッシュボーンやら、やり方の見当もつかない髪型にしていたりで、朝何時に起きてるんだろと思っていた(聞いたこともあった)。
友達のしぐさには時々、いわゆるぶりっ子的なものがあったが、しかし、それがわたしに違和感を与える程度に、根はサバサバしていた。
そうでなければ、長い付き合いにはならなかったろうと思う。
少し話が変わるが、当時の制服のスカート丈事情。
「短くすることがカワイイ」の走りだったと思う。
とはいえ「走り」ゆえ、クラス内でも、短い派と規定より長くしている派(とはいえ、スケバン的マキシ丈とかではない)と、規定通りのひざ下程度派がいた。
わたしはもちろん規定通り派だったが、その三派が偏ることなくいた気がする。
校則も緩めの高校で、「みんなそれぞれ好きにする」感があった。
さて友達のスカートはといえば、いつの間にか短くなっていた。
友達は私と同等程度の身長(160cm越え)で、細身だったので、白い素足で短めソックス(ルーズソックスはまだまだ先のこと)の姿はスタイルが良く見えた。
そんな違いを持った友達と私だが、漫画が好きという共通点があった。
当時は月刊、週刊、隔週刊、季刊など漫画はもちろんのこと、専門雑誌が数多ある時代。
本屋も今のような大型チェーン店は都市部にしかなく(もちろんコンビニもない)、基本、近くの個人書店で購入するものだった。
「どこどこの店は発売日前日に店に並ぶ」などの情報もあったな。
小学生の時は、発売日にお小遣いを持って本屋さんに行き、お店のおじさんとは顔なじみ。
父の仕事関係の専門誌は家に配達され、私は時々母に頼まれて、その代金の支払いにも行かされたものだ。
そして、雑誌もマンガも何人もの友達と貸し借り(回し読み)していた。
持ちつ持たれつである。
「○○がその漫画、持ってるよ~」の情報を得て、「貸して~」「いいよ~」というのは、しょっちゅうだったし、自分の本が今、誰に回っているのかわからないこともあった。
でも、気にしなかったのは、みんながそんな感じだったから。
だから、コミックス「鬼滅の刃」がバカ売れした時期、子供たちが貸し借りせず、それぞれ購入していることに心底驚いた。
娘のクラス全員、持ってるんじゃないのって勢いだったし、そりゃ、少子化でもこんだけ売れるわけだと納得。
※そんな我が家は「サンタさん」が(入手困難につきプレミア価格のヤフオク全巻セットで)購入したクチだが…。
今は、子供同士に本の貸し借りをする経験がないんだろうなとも思った。
私の子供の頃は漫画はもちろん、おもちゃからゲーム機のカセットや本体の貸し借りも仲の良い子とはしていたくらいだが、今の世では、親としてのわたしもためらう。
誰に貸して誰に貸さないとかトラブルの種にもなりそうだし、責任とか弁償とか小学生の口からも出てくるし、問題があれば親同士の話にもなりそうだし、とマイナスなイメージが浮かんでしまう。
そんなわけで、ついつい話が横道に逸れて、あと二回で完結…します。
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別の噂話↓
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