Google Pixel 8aで奈良歩き
こんにちは。
今回は、Google Pixel 8aの写真性能についての感想を書き連ねる記事です。記事を書いている途中に奈良散歩へ出かけて写真が増えたので2記事分の中身をセットにしました。
このスタイルで安定してきたのでいつもの如く目次をおいておきます。
前置き
いままで使っていたGoogle Pixel 5a(5G)が突如不動となりそのまま文鎮化してしまったため、機種更新をしにキャリアへ向かいました。お値段と性能の落とし所を探す…間もなく、在庫があって大手メーカーで許容スペックなのがPixel 8aしかなかったため、コレになりました。
結構急ぎで選んだ形にはなりましたが、流石は上位機種のSoCを受け継いだ最新型ということもあり、処理が早い早い。性能や使い勝手、デザインには十分満足しています。
さて、本題です。
レンズとセンサー関連
メインカメラの性能はスペックシート上はソニー製1/1.73型センサーに開放f/1.9のレンズが搭載されていますから、いっときの高級コンデジ程度のメカは積んでいるわけです(どのみちピクセルビニングしよるので画素数はスルーします)。
もちろんサムスン製1/1.31型センサーに開放f/1.7のレンズを搭載したPixel 8に比べると性能は劣るでしょうし、実際に暗所での性能は家族が使用しているPixel 7に比べて劣るな、と感じさせられることがあります。
(細かい話をすると8無印はキヤノン形式の位相差センサーも積んでいるようなのでAFも高速だそうですが…(というか8無印のサムスン製センサー、かなりハイスペックです)。)
広角はaが1/3.0型センサーに開放f/2.2、無印が1/2.9型センサーに開放f/2.2となっておりいずれもソニー製センサーです。
ただ、暗所性能も含めなんだかんだ言って日常使いでのセンサー関連の性能差は正直誤差レベルで、DNG形式で撮影してゴリゴリに現像した時に違ってくる印象です…(スマホでそこまでするか?…僕はたまにします)。
Pixel 8aのオートフォーカス性能は特にアピールされていませんが、AFの追従性や速さはPixel 5aと比べて向上している印象です。ただ、「速射」という面ではAE性能があと一つ、という感じです(基本的に正確で若干鮮やかな画を吐きますが、カメラ起動直後にシャッターを切ると暗所を過剰に持ち上げすぎたりするきらいがあります)。
暗所での色再現が正確かつダイナミックレンジが大幅に向上しているのも印象的です。この間まで使用していたPixel 5aはレンズこそ開放f/1.8でしたが、センサーサイズが1/2.3型とコンデジ並みで、ダイナミックレンジ不足がかなり著しかったです。
今回のPixel 8aはダイナミックレンジもしっかりとあり、Adobe Lightroom Cameraで風景写真を撮っても違和感のない画作りが可能です。
ちょっとゴチャゴチャしている気もしますが御愛嬌です。
若干気になるところとしては、体感マクロ撮影に強くなった反面、被写体に寄って撮影した際に非常に周辺が荒れやすくなっています。
スマホレベルのマクロ撮影で周辺画質を求められることはあまりないかもしれませんが、普通に気になるレベルなので書いておきます。
処理関連
Pixel 8aのTensor G3については正直どのレビュー記事を見ても同じことが書いてあるわけですが、「流石は上位機種譲りのSoC」といったところ。
正直ゲームしないのに上位機種の処理装置積んでも恩恵無いと思っていたのですが、画像処理がめちゃめちゃ早いです。撮影してから確認するまで待たされることが無くなりました。
また、Adobe Lightroomなどの画像編集系アプリケーションの使い心地も大幅に良くなっています。日常使いの動作も安定しているので、逆にミッドレンジスマートフォンを使う際のもたつきが気になってしまうレベル…。
考えられないぐらいの高画素なこのスマホですが、正直ピクセルビニングを切る手段がないのでありがたみはないな、と思っていたのですが、ズームしてみてびっくり。
光学ズームかよ(なお実際はProモデルにのみ搭載されています)。
流石にヘッダーの写真は見栄えを良くするためにJpeg現像(人はそれを補正とか編集とかと言う)していますが、2〜3倍程度のデジタルズームにもかかわらずデフォルトでもかなりの高画質。
手放しに「光学ズームなんていらない!」と言うつもりはありませんが、日常使いで3倍程度までのデジタルズームを忌避する理由はなくなったと感じます。ノイズリダクションでのディテールの低下は若干見られましたが、画素補間では無く実際にセンサーの画素を3倍程度までなら取得できる計算なので、そのおかげでしょう…。
少し気になっているのは、ミッドレンジモデルにあるまじき発熱(割と凄まじい)とAIによる画像処理です。
熱暴走するほどではありませんが、カメラアプリを起動したまま持ち歩くと持つのを躊躇うくらいには熱くなります。高性能SoCの宿命かもしれません。
もう一つ、自動でかかるAI処理です。Adobe Lightroom Cameraなどのサードパーティ製アプリケーションではかからないのですが、標準のカメラアプリを使用した際におそらくAI等による補正がかかっています。
おかげさまで色再現は素晴らしく歪みもきれいに補正されているわけですが、どうも連続する模様や漢字などの形をありえない形に歪めてしまう場合があります。精度100%とは言えない状態なのでぜひオフにできるようにしてほしいです。
最後に
うだうだ書き連ねましたが、廉価モデルと侮ることなかれ、かなり満足しています。
僕自身はiPhoneが好きですが(!?)、サポートが切れるまでは使っていられるスマホだと思っています。見た目もアルミ素材を使用して結構かっこよくなってるんですよね…。
Webカメラ機能(普通のWebカメラが要らなくなるくらい高画質)など便利機能も色々搭載されております(Googleさんの回し者ではありません)。
いやぁ、スナップが楽しくなるぞ!
今日も、ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!あと、RICOH GRほちい…。
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