見出し画像

私はなんのために働くのだろう

人に愛されること。
人にほめられること。
人の役に立つこと。
人から必要とされること。

出典)
『人生とは、人の役に立つこと』
著者:大山泰弘 日本理化学工業株式会社 会長
出版社:WAVE出版2015年 第1刷

 大型連休も終わり、通常勤務に戻ってからすでに二週間が経ちました。
ようやくいつもの日常のペースに戻りつつあったので、ゆっくり本を読む時間を確保できるようになりました。

 久しぶりに図書館へ行き、書架を見て回っていた時にたまたま見つけたのが、『人生とは、人の役に立つこと』という大山泰弘さんのご著書です。
 大山さんは、学校などで使われているチョークの製造会社の会長で、日本初の『知的障害者多数雇用モデル工場』を建設された方です。

 大山さんは『人間の究極の幸せは、次の4つ』とおっしゃっています。
 その4つが、冒頭の言葉です。
 この言葉は、大山さんがとある禅寺のご住職との会話の中で教えられたことだそうです。
 そして、ご住職はこの4つの中で、『愛される』こと以外は、働くことで得られると言います。

 大山さんは、『働くとは、人のために動くこと』ともおっしゃっています。
 後に、愛されることさえも、働くことで得られると思うようになったそうです。
 詳細はご著書を読んでいただきたいと思います。

 私はこの本を読んで「私はなんのために働いているのだろう?」ということ考えました。
 よく、『宝くじで5億円当たったら、仕事辞める?』という例え話がありますが、私は例え当たったとしても仕事を辞めないと思います。
 その理由はいくつかありますが、冒頭の言葉で言えば『人の役に立つこと』と『人から必要とされること』を仕事から得ることができ、それが嬉しいからだと思います。

 日々の生活のため、おカネのために働いていることも事実ではあります。
 ですが、それだけのためではないと思いますし、それだけでは働き続けることは難しいと思います。
 日々の『仕事』だけではなく、さらに視野を広げてみると、家事や育児、介護なども大きな意味で言えば『働く』ことになると思います。
 その働きを誰も認めてくれず、ほめてくれず、感謝してくれない。そうだとしたら、たとえ生活に困窮していなくても、その人生はものすごく辛いものだと思います。

 「儲かった!」というのも嬉しいですが、それ以上に、『ありがとう。とても助かったよ』と言ってもらえることの方が嬉しい。そのために仕事をしている。
 私はそう思います。

 私はなんのために働くのだろう
 なんのために働いているのかわからなくなってしまった方。
 自分が本当にやりたい仕事がなんなのかが思い浮かばない方。
 いつでもご相談ください。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?