岡本数春が教える【松茸の鱧の土瓶蒸し】の食べ方
岡本数春です。
秋の匂いを感じる頃に和食屋に行くと、必ずといっていいほど食べたくなるメニュー「松茸と鱧(ハモ)の土瓶蒸し」。
当然のことながらメインは松茸と鱧なわけですが、そもそもそれらの旬というのはいつなんでしょう?
松茸と言えば当たり前に秋ですよね。
だけど、鱧というのはなんとなく夏の食べ物のような気がします。
なぜその2つを合わせるのでしょう。
今回は、岡本数春が「松茸の鱧の土瓶蒸し」 についてリサーチしました!
鱧はなぜ秋に食べる?ちゃんとした理由があった!
鱧料理で有名な京都では、7月の祇園祭に合わせて料理屋で鱧を提供するようになるため、鱧と言えば夏のものというイメージが付いたらしいです。
しかし、鱧が脂を蓄え丸々として本当に美味しくなるのは実は秋なのです。
つまり「松茸と鱧の土瓶蒸し」というのは、まさに食べごろの盛りを迎えた「鱧」と、いよいよ採れだした走りの「松茸」を合わせたという、日本料理の粋とも言える出会いの料理らしいのです。
四季がある日本の旬を味わう日本料理って、本当に奥が深くて楽しいものですね。
土瓶蒸しとはどうやって食べる?
ところで、みなさんは土瓶蒸しってどうやって食べるのか知っていますか?
ちょっと気になったので、和食屋の店員に聞いたところ、絶対的な決まりがあるわけではないものの、一般的には次の通りらしいです。
①まずは猪口に土瓶の中の吸い物を注いで一口味わう
②土瓶の蓋を開け中の食材を猪口に取る
③素材をそのまま、もしくは添えられた酢橘を軽く絞りかけて食べる
後は①~③を繰り返して好きに楽しむ、ということでした。
食材は一旦、猪口に取ってから酢橘をかけるのがポイントのようです。時々吸い物だけを飲んで、中の食材はすべて残している人とかいるようですが、それじゃああまりにも勿体ないですもんね。
岡本数春のまとめ
いかがでしょうか?
これからの季節に美味しい旬を迎える「松茸と鱧の土瓶蒸し」。
「盛りの鱧」と「走りの松茸」の幸運な出会いに、今年の秋は舌鼓をうってみるのも素敵なんではないでしょうか?
ぜひ行きつけの和食屋さんをみつけて、旬の食材を味わい尽くしましょう。
岡本数春でした!
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