【🇳🇴 オスロ#4】ノーベル平和賞はスウェーデンとの和解がきっかけだった!
国立美術館で念願だったムンクの叫びを観ることができたので、今度はノルウェーを訪れるもう一つのきっかけとなったノーベル賞について、その歴史を体感できる場所を訪れてみます。ご存じのようにノーベル賞は物理学,化学,生理学・医学,文学,平和の分野について、最大の貢献があったと認められた人々に贈られる賞です。
スウェーデンの発明家アルフレッド・ノーベルの遺言により設立されたもので、その授与式はスウェーデンのストックホルムで行われますが、平和賞だけはノルウェーの議会で選出された委員により受賞者が決定され、オスロの市庁舎で授与式が行われます。テレビ映像でもお馴染みだった授与式会場となっているオスロ市庁舎を訪れるのが楽しみです。
オスロ国立美術館で念願だったムンクの叫びを鑑賞した後は、次の国への移動時間までオスロ市内をプラプラしますが、やはりここは見ておきたかったのがオスロ市庁舎。5つのノーベル賞はスウェーデンのストックホルムで授与式が行われますが、平和賞だけはこのオスロ市庁舎で行われます。
セキュリティチェックはありますが無料で入れました。
こちらがそのノーベル平和賞授与式の会場となるホールですね。私の記憶の中では2009年に元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏が平和賞を受賞した時のことをよく覚えています。核軍事大国の現職アメリカ大統領が「核なき世界」を訴えたのですから衝撃ですよね。
市庁舎なので議会の会議場もありますね。たぶん現在も使用されているんだと思いますが、市庁舎の至るところでノルウェーと交流のある世界の国々からの贈答品が展示されているなど、ちょっとした博物館のような印象もありました。もちろん日本とノルウェーの間でも様々な交流があるんでしょうね、日本人形もありました。
こちらはムンクの部屋なんだそうです。見られない場合もあるそうですが、幸いじっくりと見ることができました。奥にある大きな絵画がムンクの「人生」という作品なんでしょうかね?
こちらが裏手なのか表側なのか、ピペビカ湾に面した市庁舎広場です。この噴水になっている像の名前を帰国してからいろいろ調べたのですが、結局わかりませんでした(苦笑
多くのフェリーが発着するアーケル・ブリッケはとても活気のある場所ですね。大きなショッピングモールもありますが、個人的には右手のガラス張りの建物のさらに奥にあるGoogle Oslo が気になっていました(笑
こちらはビョルヴィカ湾にある歌劇場、オスロ・オペラハウスです。オペラハウスというと、パリやウィーン、シドニーのオペラハウスを思い浮かべますが、そのどれとも印象が被らない直線的で近代的なフォルムが特徴ですね。
天気が良かったこともあり日光浴を楽しむ方が多かったですね。写真右手に見えているのはハヴネラゲレット。1921年に完成した北欧諸国でも最大の建築物だったそうです。船舶輸送の貯蔵庫ではありましたが、第二次世界大戦当時は防空壕としてして使用されるほど頑丈な建物とされていたんですね。1983年の全面改装によりピンク色のオフィスビルとして運用を再開し、ビョルヴィカのピンクの宮殿と呼ばれ親しまれているそうです。
あまりにもいい天気ですし、外から緩やかなスロープを登って屋上まで上がることが出来るので、我々ものんびりと日光浴を楽しみました。北欧の夏は短いんですよね。8月でも気温は20度に届かないのでパーカーなどの羽織るものは必須です。
オペラハウスからのんびり歩いて中央駅に戻ってきました。ホテルに預けていた荷物を受け取って、電車で次の国へ移動します。ヨーロッパは鉄道移動が本当に楽ですし楽しいです。今回も日本でチケットを予約しておきました。しかもライトミール・オプションを追加した一等席で!
オスロ中央からスウェーデン国鉄の特急SJ2000でストックホルムを目指します。スウェーデン国鉄の公式サイトで予約をすると座席指定も簡単です。記事の最後に私がチケット予約で参考にさせていただいたサイトのリンクを貼っておきますね。ひょっとするとオスロ路線はシーズン限定だったりするかもしれません(汗
右側の鉄仮面のような車両はオスロ・ガーデモエン空港間の特急 flytogetです。ちょっと乗ってみたかったですが、さすがに普通列車とのチケット価格や停車駅数の差がなさすぎで、そんなに利用する人も少ないんじゃないのかなぁ?と心配になるくらいです。
さて、我々をスウェーデンまで連れて行ってくれるSJ2000が入線してきました。オスロからストックホルムまでは概ね4時間少々といった感じです。もちろん飛行機の方が早いのかもしれませんが、市街地までダイレクトに行くことが出来るので、夕方の出発でもあることから多少遅くなっても電車移動の方が安心です。まぁ単純に海外での電車旅が好きというのもあります(笑
列車が動き出してからほどなくして予約していライトミールが届きました。ほんとにライトでしたね(苦笑 一等車にはコーヒーに紅茶と果物が置かれていて自由にいただくことができます。これだけでもリッチな気分に浸ることが出来ました(笑
Rådhuset
City Hall Square
Operahuset Oslo
SJ2000