【🇪🇬 ギザ#2】大丈夫！ピラミッドまで歩くので結構です LAA SHOKRAN！

2025年2月6日 08:04

エジプト入国2日目、成田を出発してからは3日目でようやくピラミッドエリアへ潜入です。入口は2つあって、一つはクフ王のピラミッド近くにあって大型バスが停められる駐車場近くのメインゲート、もう一つは我々が宿泊しているホテルから30秒のスフィンクスゲート。もちろん我々はスフィンクスゲートなのですが、ピラミッドの中まで入るなら、朝早い時間の空いてる時に入場した方が良いといろんな旅動画が勧めていたので、7時の開場に合わせて入場しようと早くからチケットオフィスに向かったのですが既に行列（汗　とはいえ数十人も並んでいるといった感じではなかったので、エリアの入場券とクフ王のピラミッド内部への入場券を購入してスムースに入場することができました。あと、朝早い時間だと厄介な勧誘が少なくて済みますし。

ちなみにエジプトの観光名所の入口には必ずと言っていいほど手荷物検査があります。大エジプト博物館以外は「ちゃんとチェックしてんのか？」ってくらいのレベルでした（苦笑　ただカメラの持ち込みはコンデジでさえもしっかりチェックしていました。スマホでの撮影はOKなのは謎ですが…

スフィンクスを左手に見ながら観光客がまばらな道をピラミッドに向かって歩きます。これなら渋滞せずにクフ王のピラミッドに入れそうだ…と思っていたのですが、なんとメインゲートの駐車場には既に大型バスが何台も停まっていて、団体の観光客がクフ王のピラミッド周辺にたむろしているではないですか…orz　案の定クフ王のピラミッド内部への入口は大渋滞でしたが、もうチケットも買っちゃったし…

Pyramids of Giza Archaeological Site Tickets Office

朝7時、だいぶ陽も射してきました。スフィンクスゲート前の通りの角を折れたところにチケットオフィスがありました。もうこんなに並んでいるんですね。左の壁に3の窓口がありますが、開いていたのは１か所だけでしたのでなかなか列が進みません。

画像を拡大していただくと判ると思いますが、ビジター価格は高いですね（泣　それでもせっかくエジプトまでやって来たので、エリア入場券にクフ王のピラミッド内部への入場券も購入しました。カフラー王、メンカウラー王のピラミッドも内部に入ることができるみたいですが、なんでクフ王だけダントツで高額なんだろう？

書き忘れました、基本はクレジットカードのみの支払いになります。読み取れないカードがあるみたいなのを何かの動画でも見ていたので、VISA を 2種持参していました。最新動画の情報ですと、クフ王内部の入場券は 1,500EGPまで値上がりしているみたいですね（泣

Sphinx Gate to the Great Pyramid of Giza

手荷物検査を通過して無事ピラミッドエリアに入れました。帰りは左の門扉を少し開けてもらって退場しました。まだ早い時間なので馬車やラクダの勧誘は少ないですね。チケットオフィス周辺にはガイドをさせろとか、女性にヒジャブを売ろうとする人がいました。ヒジャブ売りはかなりしつこかったですね（苦笑

スフィンクス側のこの綺麗なゲートは最近できたんでしょうね。1年くらい前のエジプトの旅動画ではこのような門は映っていませんでした。クフ王のピラミッド側の入口は観光バスの入り口でもあるので、大きくて綺麗なチケットオフィスが早くから整備されていたようで、こちらの近くにリゾート感満載の高額なホテルが集中しています（汗

スフィンクスゲートからクフ王、カフラー王のピラミッドまでは車や馬車が頻繁に通行する舗装路が整備されていて、ここをひたすら歩いて登っていきます。日中はもっと多くの勧誘があるのですが、早朝でも何人かは「馬車にのらないか、ピラミッドは遠いぞ」とか「ラクダにのってピラミッドのヴューポイントへ案内しよう」といった声をかけてきます。

旅の事前学習でもこういった勧誘を口論にならないようにかわすには、どう断るのがいいだろうと考えていました。けっこう「無視するのが一番」というお勧めを良く目にしてきたのですが、あまり日本人にやな印象を持ってもらいたくないという、変な遠慮がどうしても拭えなくて、とりあえず「いいえ、結構です」の意に近い「LAA SHOKRAN（ラー・ショクラン）」というフレーズを覚えていきました。

SHOKRAN は「ありがとう」の意。LAA は否定形なのでようするに no thank you となります。さまざまな勧誘に対し、あまり目線を合わせずにこの言葉で応答すると意外とすんなり引っ込んでくれるのでちょっと調子にのって多用してました（汗　まぁどの国へ行っても簡単な挨拶や必要なフレーズ、数字くらいは少し覚えてから旅に出るようには意識しています。

こんな景色の中を歩くことを、航空券を予約した半年前から妄想するのが楽しかったです（苦笑

一枚岩からの切り出しとしては世界最大の像になるスフィンクス。全長は73.5m、高さは20mあります。古代エジプトの古王国時代なので4,500年ほど前に作られたものというのですからめちゃくちゃ古いですね。スフィンクスの足元にも入れるようなのですが、ここまで接近できたので十分満足できました。

頭は人間で身体は獅子。真横からみると像全体のバランス感も判りますね、前足？がとても長かったです。顔の部分は破損が著しく、三つ編みの長い顎鬚があったそうで、脱落してしまった破片のうち3つがカイロ博物館に、1つがイギリスの大英博物館に保管されています。脱落してしまった要因もいろいろ書かれていますが、明確には判っていないようです。

また鼻も欠損していますが、こちらもフランス軍による攻撃などさまざまな説がありますが、経年による風化という説が高いようです。大英博物館もルーブル美術館も訪れていますが、いずれも古代エジプト文明に関する展示が充実していることからも、長い歴史の中でヨーロッパ諸国との深い関わりを感じてしまいます。

まずは朝の空いているうちにクフ王のピラミッド内部へ入ろうということで、スフィンクスからの長い道のり（と言っても1kmくらいかな）をひたすら歩きます。こちらが購入したチケットです。エリアへの入場チケットはゲートにて手で破られ切れ目を入れられます（苦笑

近くまで来ると圧巻の大きさですね。メキシコ・テオティワカンの太陽のピラミッドよりもはるかに大きく感じました。2t以上にもなる大きな石が積み上げられているのですが、ほんとどうやって造ったんでしょうね。

ピラミッドの外部は化粧石でおおわれていたとも言われ、クフ王のピラミッドは最下部にその名残りを見ることができます。

すぐ隣にカフラー王のピラミッドも見ることができますが、こちらは頂上部分に化粧石を見ることが出来ます。大きさもクフ王のピラミッドと遜色ないように見えるのですが、こちらは高さ136mなので最大のピラミッドはクフ王になります。

カフラー王のピラミッドが建っている岩盤がクフ王よりやや高い位置にあるため、全体を見渡せる場所から見るとクフ王と同じくらい大きく見えるんだそうです。

クフ王のピラミッドへの入口にやってきましたが、早朝にも関わらず大行列が出来ていて、一瞬目を疑ってしまいました。まあ確かに年末年始だし日曜日でもあるんだけど、なんで？

どうやら大型観光バスが大挙して早朝から押し寄せていたようです。予習では観光バスが到着するのは9時頃からと言われていたのですが、年末の日曜日を甘く見ていたようです（泣　ここまで来たら腹を括って行列に並ぶしかありません！

Pyramids of Giza Archaeological Site Tickets Office

Great Pyramid of Giza

Sphinx

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