【🇯🇵 茨城#4】日本三大名園のひとつは梅の花香る時期に来るべきだった!
ギネスにも登録されている牛久大仏からつくば方面へ。常磐自動車道へ入り一気に水戸まで北上します。水戸市には日本三名園に数えられる偕楽園があります。ここで富山の兼六園と水戸の偕楽園を訪れることになり、以前瀬戸内海の直島の帰りに岡山へ寄った際、後楽園に入らなかったことをめちゃくちゃ後悔しました(泣
水戸偕楽園と言えば梅ですよね。なんと100品種以上もの梅の木が3,000本以上も植えられているというのですから凄いです。我々が訪れたのが10月ですから、やっぱり梅の花が咲くころに訪れるべきでしたね。早いものでは1月に花を咲かせる品種もあるそうですから、これから春にかけて楽しめると思います。駐車場はJR偕楽園駅前が一番広いみたいで、我々もそこへ車を停めました。ちなみに偕楽園駅は梅まつりに合わせて期間限定で利用される臨時駅みたいです。しかも今年(2025年)は開業100周年を迎えたそうで、記念列車「水戸観梅号」を2月11日(火)に運行するそうですよ。小山駅から偕楽園駅までをE501系SAKIGAKEが疾走します。
牛久大仏から日本三名園の水戸偕楽園を目指し、駐車場をナビにセットしてスタート!どうやらセットした駐車場が偕楽園の駐車場ではなかったようで、茨城県護国神社の駐車場に着いてしまいました(汗 ここも偕楽園内の建物なんですね。せっかくですので手を合わせてきましたよ。
改めて偕楽園の駐車場を確認。JR偕楽園駅前の一番広い駐車場に無事到着しました。冒頭でも書きましたが、このJR偕楽園駅は梅の花が咲くシーズンに合わせた臨時駅ですので、普段を利用客はいないそうです。
駐車場から大鳥居の階段を昇り、水戸黄門茶屋前を通過して東門から梅林に入ります。やっぱり梅の花が欲しいですよねぇ…(苦笑
偕楽園の梅は品種も豊富で、12月下旬から咲き始める冬至梅という早咲の品種から、3月下旬頃が見頃となる江南所無まで、季節にあわせて様々な梅の開花を楽しむことができるらしいです。
偕楽園は江戸時代の御三家のひとつ、常陸国水戸藩の第9代藩主である徳川斉昭によって創建されたもので、毎年2月中旬~3月下旬には「水戸の梅まつり」が開催されます。
園内にある梅の中でも、花の形、香り、色などが優れている2月から3月に見頃となる梅は「水戸の六名木」と呼ばれていて、「月影」「虎の尾」「列公梅」「白難波」「柳川枝垂」「江南所無」を指します。
徳川斉昭が生まれたのは1800年ですから、生誕200年記念植樹が行われたのは2000年ですね。とても数えやすい年に生まれたんですね(笑 江戸幕府最後の将軍である徳川慶喜の実の父になります。水戸黄門として有名な徳川光圀と共に、園内にある常盤神社に祭神として祀られています。
東門から好文亭を目指して見晴らし広場をぷらぷらと歩きます。陽射しも暖かく、緑があざやかですね。好文亭の「好文」は梅の異名なんだそうですが、これも徳川斉昭が名付けたんだそうです。
1945年に水戸空襲で一度は全焼してしまいましたが、1955年から3年の歳月をかけて復元され現在に至っています。奥御殿はそれぞれ異なる襖絵の部屋がいくつもありますのでいくつかご紹介しますね。
こちらは「菊の間」です。
続いて「つつじの間」。
看板が映っていなくて申し訳ない(汗、「紅葉の間」です
こちらは「竹の間」です。
こちらは「萩の間」です。
最後に「桜の間」です。
この他にも「梅の間」「桃の間」「松の間」などがあります。
好文亭は3階建てで、3階の楽寿楼からは三方面に広がる近景、遠景を楽しむことができます。見晴らし広場を更に上から見下ろすのもまた格別ですね(笑 表門から続く通路で視野が狭くなってきますが、ここで一気に視界が開けて感動を呼び起こすように、視野を妨げないよう戸袋を配置するなど細かい心配りが施されているんだそうですよ。
好文亭から梅園に降りた場所に設立の趣旨を示した「偕楽園記碑」がありました。徳川斉昭による隷書・漢文で彫られており、長い歳月で少々読み取り難いのですが、近づくとまだはっきり判ります。もちろん読めませんが(苦笑
碑の裏には斉昭の定めた園内での禁止条項(六条)が刻まれていますが、その内容は今日の公園管理の先駆をなすものと言われています。
水戸偕楽園
水戸観梅号