【🇯🇵 香川#1】初めての金毘羅さんは運動不足の還暦前には辛かった(汗
香川県は瀬戸内海の島々を巡る際の玄関口なので、何度も訪れているのですが、金毘羅さんは島旅が始まる前の訪問ということで、しっかりとうどんも食べてから向かいました。これが災い?しているわけではなく、全ては日頃の運動不足なのですが、50過ぎのオジさんには785段の階段はかなり厳しかったですねぇ。この教訓が活かされていれば、今頃私はもっとスリムになっていたはずなのに…
金毘羅さんと呼んでいますが正確には金刀比羅宮。香川県仲多度郡琴平町にあるので、名前の由来や愛称はどこから来たのかが複雑そうですが、琴平は所在地、讃岐のこんぴらさんは通称で、神仏分離以前は金比羅大権現、明治以降神社になってからはこんぴらさんなんだそうです。ただ金刀比羅宮は香川県内に何件もあります(苦笑 奥社までは1368段もあって、この石段を利用した「こんぴら石段マラソン」も開かれているらしい。今年は10月6日に開催されており、定員は本宮までの石段数と同じ785人なんですね。
今回は羽田空港第2ターミナルから出発です。香川県は瀬戸内海の島々への玄関口なので、幾度となく訪れているのですが、やっぱりうどんは食べておかないとね。いまから何処で食べようかリサーチ中です(苦笑
おっ、あれはANAに移る前の JAL の政府専用機ですね。初めて実物を見ました。退役する前に見られて良かったぁ。B747 もルフトハンザやカンタスくらいしか見かけなくなったのでとても懐かしいですね。
羽田から1時間少々で香川県高松空港に到着です。ここからはレンタカーを借りての旅になります。まずは香川に来た目的のひとつ、金刀比羅宮を目指すのですが、その前にうどんですようどん!羽田でいろいろ調べていたのですが、移動ルート上で評判の良さそうなお店がみつけられず、看板に導かれるままに任せようというとに…(苦笑
ということで、高校野球でも強豪校の尽誠学園がほど近い、善通寺市内のこちらに入店。ガソリンスタンドのようなセルフという文字と大きなタヌキに引かれました(笑
頂いたのは冷かけ小。小エビのかき揚げとちくわ天をトッピングしました。讃岐のうどんはほんとコシが強いですね。丸亀製麺を食べて慣れていても、どこか本場は違うような気になります(苦笑 お腹も満たされたので、
空港から直行すれば1時間もかからないかな?こんぴら表参道手前付近に到着です。駐車場はちょっと離れた場所に停めましたが、のんびり参道を歩くのもいいですよね。新町アーケード街はちょっとシャッターが目立ちましたが、昔ながらの雰囲気が残る商店街です。
表参道に入ると賑やかですね。我々の到着がのんびりだったので、観光客はもう登りはじめてしまっているのかな?美味しそうなものもグッと堪えて、下山してからの楽しみにとっておきます。
こちらが金刀比羅宮への登り口ですね。籠屋さんが待機しています。本宮まではさすがに連れて行ってくれませんが、大門まで上り5,000円少々で運んでくれます…が、近年は担ぎ手がいなくなってしまい、2020年1月で廃業となったそうです(泣
さて、履きなれたウォーキングシューズで来るなど準備はしてきたので785段の階段を上ります。
大門を過ぎると平坦な石畳が続いています。こちらは桜馬場と呼ばれていて、両側に燈籠が並び桜の木が並んでいるので、春は満開の桜が見られるんでしょうね。
桜馬場西詰銅鳥居までくると400段を超えています。半分以上登ってきたことになりますね。写真にも納めたのですが、こちらには可愛らしい「こんぴら狗の銅像」があるんですよ。
鳥居の両脇の狛犬は足元に玉を抑えています。玉取りと呼ばれ玉は富や家運を表していて良い方に転がるという意味があり、家運隆盛の縁起が良いものとされているらしいです。
なにやら山の上に不相応なものが鎮座していますね(苦笑 こちらは今治造船株式会社によって奉納されたもので、その大きさは直径6m、重量19.2tもあるんだそうです。
こちらには「こんぴらさんも当社もうまく回っていきますように…」という願いから、海の神としても崇められているこんぴらさんに奉納したんですって。
こちら神様がお乗りになる馬「神馬(しんめ)」の厩舎です。奥の方にいるので黒っぽくみえますが、月琴号は綺麗な栗毛色の馬でした。
この時で12歳、まだ元気でいてくれら18歳になっているのですが、人間でいうと80歳くらいになっているのかな。
ようやく旭社に到着です。ここまで来ると概ね600段と少々。本宮まであと少しというラストスパートをかけるポイントですかね。
金刀比羅宮の旧神宮寺の金堂として建立された旭社は、下重が方五間の大規模な二重仏堂だったのですが、明治に金刀比羅宮が神社となったことから仏壇を廃して神座に改めています。
参道入口からは全て上り階段なのですが、唯一の「マイナス一段」の先にある連籬橋を渡ると本宮まで最後の133段が待ち構えています。
最後の階段の途中には百度石があって、お百度参りはここと本宮を往復するのでしょうか?あと少しと背中を押すメッセージに奮起して登り切ります!
金刀比羅宮の本宮に到着しました。もう達成感でいっぱいです。一生に一回は行っておきたいと思っていた場所なので感無量です(大袈裟な!)
ちなみに本宮は正面から写真撮影しない方が良いというのをどこかで見たので、ちょっと斜めから撮影しました(笑
撮影してはいけないわけではないのでしょうが、神様に失礼のないようご神体が見える正面からは撮影しない、丸金の提灯より中側で撮影はしない、のがマナーなんだとか。
健脚な方はここから更に奥社を目指すのでしょうね。我々はここまで登り切ったという達成感と、この景色が見られただけで大満足です(笑
本宮のある場所は概ね標高250mほど。天気が良ければ瀬戸大橋も見渡せるそうですよ。
高松空港(TAK)
白川うどん
金刀比羅宮