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日記と呼べるほど具体的なことは書かれない、雑文集。

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2019年5月の記事一覧

初夏の雨上がりを肴に

 雨は嫌いだ。だから、雨上がりはいい。特に、梅雨入り前、初夏の雨上がりは最高だ。25度を優に超える日々、少しずつぼくたちに夏の脅威の片鱗を与え、記憶からその恐怖と絶望を思い起こさせるまだ乾いた暑さ。これから5度以上気温が上がって、そこに湿度という悪魔も手を貸してくると思うと、途方に暮れる。  だからこそ、5月末の雨上がりはいい。まず、雨上がりがいい。今日のように朝から晩まで降り続けた日の雨上がりの夜は至高。嫌がらせのようにしとしとと降り続けた雨がないだけで、その変化に小さな

思いつかない

書くことが1ミリも思いつかないから、書くことにした。そういう時には、だいたい発見がある。  忙しかった。疲れた。今日は書かないでおこうかなと思った。何より、特に書くことも思いつかない。かといって、連続投稿を終わらせてしまう寂しさもある。主観的連続投稿。時間感覚のバグで、暦的には連続ではない。個人的連続投稿。重要なのは自己のルールとシステム。ここ、テストに出ます。線はひかないでね。教科書に線引くやつはだいだい点数良くない。  思いつかない、という状態も存外おもしろいと思う。

夜の川は絶望するのに丁度いい

 夜に川へ行く。理由はない。その日、気分が向いたからだ。いつ気が向くかはわからない。次は明日かもしれないし、3年後かもしれない。基本部屋から出たくないのに、わざわざ川まで出向くなんて輪をかけて面倒くさい。目的もないし、もちろん得られるものもなにぶん無い。  それでも、自然と足が川へと向かう時がある。時間帯は、決まって夜。アメスピとZIPPOだけ持っていく。他はいらない。アメスピは長いからさ。酒が飲みたい時はローソンでハイボールだけを買う。ロング缶。どうせちょっと残すのに、人