マガジンのカバー画像

ひとり読書会

9
読んだ本の感想をまとめています。
運営しているクリエイター

記事一覧

好きすぎて思わず裁判傍聴デビューをしてしまった『贖罪の奏鳴曲』等 オススメ本紹介

毎年「年間100冊読めたらいいなぁ」とぼんやり思いながら本を読んでいます。そんな中で「これは面白かったなぁ〜!」「これは興味深かった」と印象に残った本たちをご紹介するコーナーです。 私は気になったものなら小説でもSFでも学術書でもライトノベルでもBLでもなんでも読みます。面白ければなんでもOK! なるべく毎回小説、学術書チックな専門書、ラノベ等を幅広くご紹介しようと思っています。 この中で少しでも興味を引く本があれば嬉しいです。 ▼前回の記事はこちら 好きすぎて思わず

ねとらぼ様に記事にしていただきました!

先日、読み終えた本の感想をありのままに書いたツイートをしたところ、多くの方に見ていただけてその様子をねとらぼ様に記事にしていただきました! お話をいただいた時は「こんなただの感想がネット記事になるのか?」と驚きました。大変光栄で嬉しかったです。 バズったツイートは主に私のサブアカウント(オタクアカウント)だったのですが、さすがにそっちを周知されるのは恥ずかしくて死んでまうと思ったため、ワガママを言って個人のアカウントに変更してもらいました。 ねとらぼ様、ワガママを聞いてく

本は、素晴らしい。

突然だけどここ最近で読んだオススメ本を紹介させてくれ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!! 心がぐちゃぐちゃになったオススメ本だよ〜〜〜〜〜!!!!!! さぁ、いくよ! 就活生は読まない方がいい。  『六人の嘘つきな大学生』 エグかった、エグかった。 何が一番エグかったって、私が就活生の時に感じていた「新卒採用」の滑稽さも、その後人事として入社し新卒採用担当となって抱えた葛藤と高揚と取り繕うことを上手くなった己の感情を全て小説で言われてしまったからだ。 今ではすっかり忘れてい

この作品は奇跡が起こらない 〜ワールドトリガーについてちょっと語らせてくれないか〜

ワールドトリガーについては前回の記事で全て出しきった、もう書くことは無いだろうと思っていたのですが、性懲りも無くまた書いてしまいました。 私は何かにハマるとひたすらそのことについて考え、こうかなああかなと思考を巡らせていくのが好きなようです。良ければもう一度、私と共に思考と考察の遠征の旅へと出発していただければ嬉しいです。 大丈夫、選抜試験はありません。 さぁ行きましょう、トリガーオン! この記事は「ワールドトリガー(以下ワートリと言います)」のネタバレを含んでおります

これよかったな選手権〜買って、読めて、観れてよかった2022年 5部門22選〜

2022年もあと僅かとなりました。 突然ですが「これ買ってよかったな」「これ読んでよかったな」「これ観れてよかったな」と思えた商品や作品をご紹介する「これよかったな選手権」を開催致します。 重いものから軽いものまで色々選んでみました。 良い商品やサービスを使うと人生が豊かになりますね。ありがたいです。それではどうぞ! 日常生活でこれ買ってよかったな5選 ナイトキャップ まず第一にこれ。ナイトキャップ。 これを着けて寝たら翌朝髪の毛トゥルトゥルになります。マジで天使の

ワールドトリガーの違和感についてちょっと語らせてくれないか

「遅効性SF」というフレーズを聞いたことがあるだろうか。 即効性の反対、つまり後からジワジワ効いてくるという意味合いなのですが、詳しくは私も知りません。まぁ、要は『噛めば噛むほど味がするスルメのようなもの』と思って頂ければ間違いないでしょう。 そんなスルメのような後からジワジワ効いてくる作品、「ワールドトリガー」についてちょっと語らせてくれないか。 他作品には見ない、何かが違うこの違和感 私はこの記事で「ワールドトリガー(以下ワールドトリガーを「ワートリ」と呼びます)が

源氏物語は光源氏の物語であり、小さなそして過酷な世界に苦悩する女性達の物語である

学生時代、あまり楽しかった記憶がない。 過去の私を知る人間からすれば「嘘つけよ!」と一蹴されそうになるが、そこは触れずにそっとしておいて頂けると有難い。正直に言えば「過去は水に流そうぜキャンペーン」を4年ごとに実施する私の脳内において、数十年前の学生時代の記憶なぞもうほとんど残っていないのである。 私の脳内は常に新しいものを置いておくことでいっぱいだ。やっと一人暮らしができる1K構造であり、今を生きるので精一杯。記憶の物置部屋など存在しないのである。 そんな中でも今でも鮮

世界が知れる本。ベストセラー・経済本・歴史本などオススメの本をご紹介

「世界経済は推しから学びました」を公開してから「オススメの経済の本や世界史の本があれば教えてください」と言われるようになりました。 私のチョイスで良ければ...と印象に残った本をご紹介します。 テーマは「世界が知れる本」 このテーマから「ベストセラー編」「経済編」「歴史・未来編」の3つに分けてみました。前回の本の紹介は主に小説だったので、今回は少しお堅い系の本の選定です。個人的には小説よりもこっちのお堅い系の本をよく読みます。 「小難しい本なんて私には無理...」と思わ

紙の本を読みなよ。オススメの小説をご紹介します

本はね、ただ文字を読むんじゃない。自分の感覚を調整するためのツールでもある。 精神的な調律、チューニングみたいなものかな 槙島さんのこの台詞が大好きです。精神的な調律、チューニングをしよう。 月に1、2冊読書をするのですが、オススメな小説をまとめました。普段は実用書や教養本を読むのが多いので、あまり小説は読まないタイプなのですが、その中でも特に印象に残っている作品を厳選しました。 本を読むのことは新しい視点や世界へと導いてくれます。時間が許す限りは少しずつでも本を