私も夏休みが欲しい。
「夏休みが欲しい」
私は、夫に言った。
夫の夏休みの中(お盆のあたり)で、
1日私の夏休みをもらう予定だった。
電車乗ってどっかいこうかなー、
いつもは行かないようなカフェで
読書もいいなー、なんて思ってた。
予定だった
思ってた
この表現から、この先の展開は想像がつくと思う。
そう、1日中は夏休みをもらえなかった。
というか、もらうのをやめた。
もっと正確に言うと、
1日中もらおうとしたが、
直前になって、どこかに出掛ける気力も、
体力もなくなり、
そこにトドメ!
娘(小1)の「行かないで〜」泣き落とし。
というわけで、子どもに朝ごはん食べさせたら、
夫に子どものことをお願いした。
ちなみに、子どもたちには
カレンダーに『ママのなつやすみ』と書いて、
前もってお知らせしていた。
もちろん口頭でも言ったけど。
「夏休みもらうって言ったけど、
お出掛けする元気なくてさ。
だから、今から私は、自分のペースで動くね。
その間、子どものことお願い。
私はまず、朝ごはん食べて、換気扇掃除するね」
換気扇掃除に、夫は
え?今するの?と
驚きの表情だった。
そりゃそうだ。
夏休みもらおうとしていた人が、
換気扇掃除をすると言い出したのだから。
好きな朝ごはんを軽く食べて、
台所を片付けて、換気扇掃除。
ま、フィルター洗うだけですが。
その間、私は子どもからの要求には答えない。
ちょっと薄情な気もするが、
今、私は自分のペースで動きたい。
我が子とはいえ、
外部から中断されるのは嫌だった。
換気扇掃除が終わったら、
身支度して、本を持って家を出た。
いつも行くイオン。
その中にあるファストフード店で、
読書をした。でも、なんか集中出来ない。
お盆時期で、やや人が多め。
田舎なのでいつもは閑散とした店内も、
人も多く、出入りが激しい。
読書向きでは無かった。
早めに読書を切り上げ、お店を出た。
あとは、お洋服を見たり試着したり。
カラーボックスを見たり。
とにかく、一人でイオン内をうろうろした。
最後に、食料品の買い物をして、帰宅した。
昼過ぎである。
私の夏休み、半日で終了。
【夏休み】
海に行ったり、花火をしたり。
遊園地や動物園、
おばあちゃんの家に遊びに行ったり。
いつもより、特別なイベントを想像すると思う。
私もそう思っていた。
だから、いつも行かないお店に行ってみようかな?って、あれこれ考えた。
でも、実行しなかった。
なぜか。
ときめかなかったから。
ワクワクレベルが上がらなかったのである。
そしてもうひとつ。
『夏休み、どうしたいんだろう』
って自問自答すると、
『自分のペースで動きたい』
という心の声が出てきた。
これだ!私の夏休みはこれだ!
そこに、お出掛けする気力のなさも相まって、
・せっかくの夏休みなのに換気扇掃除
・いつものお店でのんびり買い物
こうなった。
正直、半日であっという間に終わったし、
そこまでリフレッシュにはなっていない。
でも、私は本当は何がしたいんだろう、
何を求めているんだろう、
それに気づけて良かった。
『自分のペースで動きたい』