【マンガ研究】キャラの関係の型を分類してみる。
キャラの関係性には一定の型があって、そこに当てはまらないものだと読者がどういう関係と捉えていいかわからず、読む際のカロリーが高く、受け入れづらいと感じた。
そこで自分が連載用に準備している漫画を分類するために、既存の漫画のキャラの関係を型に当てはめて考えてみた。
※超大まかな分類で、まずこれをもとにさらに個別の関係の解像度を上げていくことが自分の作品はどの型か意識することに繋がると思う。答えではないし、それぞれの分類があっていいと思う。
自分が分けると、大まかに分けて6種類あった。
【保護者と子供型】
特徴:行動主体となる主人公に行動の道しるべとなる指導者がいる
ドラえもんとのび太
鬼太郎と目玉のおやじ
寄生獣のミギーと新一
ヒカルの碁
【コミュニティ群像劇型】
特徴:コミュニティ内で主人公が持ち回りである。描くコミュニティの中心が変わることで様々なレイヤーを描くことができる。
あたしンちのお母さんと家族
サザエさんと家族
浦安鉄筋家族の家族
【狂人と常識を持った相棒型】
特徴:常軌を逸したこだわりや信念、能力を持ったキャラを行動主体であり、読者が共感できる感覚を持った相棒がいる
シャーロックホームズとワトスン
ドン・キホーテとサンチョパンサ
山岡と栗田(美味しんぼ)
ゴンとキルア(ハンターハンター)
【リーダーと仲の悪い右腕左腕型】
特徴:異質なリーダーがおり、
割と同質に近いその他のパートナー同士の仲が悪い。(ように見える)
ルフィとゾロ、サンジ、
ルパンと次元と五右衛門
ゴンとクラピカとレオリオ
【カリスマと劣等生型】
特徴:カリスマは劣等生を見下しており、そのことに我慢できない劣等生がカリスマに対抗意識を燃やす。
桜木花道と流川
ナルトとサスケ
ジョーと力石
【磁石と砂鉄型】
特徴:中心になる変わったキャラクターの行動に、取り巻く周りのキャラが振り回されて右往左往する話。
クレヨンしんちゃんと家族
両さんと派出所や街の人
悟空と周りのキャラ
ドクタースランプ アラレちゃんと村の人
よつばと街の人
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以上が今回ざっと考えて分類してみたものだが、これ以外にもあるし、細かく分けることもできる。色んな型が重複してる場合もある。
自分の描こうとしてる漫画は、どんな型になるか、自分で分類を考えてみるのも面白いと思う。