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784 義母の終活⑭~ひとり暮らしの老人の緊急連絡先は警察に届けておくべき。

《前回の話》

今年の元日の午後、特に用事もなくのんびり寛いでいたら警察署から電話がかかってきました。私の住まいがある緑区の隣の天白区の警察からです。正月早々、何の用かと思ったら「お母さまを保護しています」とのこと。

午前中に年賀の挨拶をしたばかりなのに、これはどういうことかと慌てて妻と車で駆けつけると、警察署のロビーに義母が座っていました。特に焦るそぶりもなく淡々としたもので、こちらが拍子抜けするほど。それにしても昼間から酒を飲んでいなくてよかった。

警官に事情を聴くと隣の区の地下鉄の駅前で徘徊しているところを保護されたようです。直線距離にして8km弱。そう遠い場所ではないのですが、実際に公共交通機関を使って行くには、地元の駅から2回乗り換えがあるのでそれなりに手間がかかるはず。認知症になっている義母がわざわざ訪問する場所とは思えません。一体なぜこの場所に?

よく考えると地元の駅からはバスがその駅まで出ていることに気づきました。でもなぜバスに?本人に尋ねても本人が分かっていないので話にならないのですが、想像するにTVの正月番組で神社を放送していて、近所の神社に行かなくてはと思い立ったのではないかと。そういえば義父の生前は2人で初詣に行っていたのです。それでとりあえずバスには乗ったものの、行先も分からないので、終点である隣の区の駅で降りることになったのでしょう。そこでマゴマゴしているところを保護されたのでは。

実はこの件の数カ月前に巡回の警官が、ひとり暮らしの義母(二世帯住宅なので、ひとり住まいとカウントされていました)について私の家を訪問。念のための連絡先として私の携帯電話番号を記録していったので、今回の連絡に繋がったようです。義母の財布にも、念のため住所と連絡先のメモを入れていたのも奏功したのではないかと。

いずれにせよ大事には至らずホッと一息。警官に「元日から申しわけありません」と謝罪したところ、「我々は毎日ですから」とのこと。そんなに多いんだ!義母を自宅に連れ帰った後で、AppleのAirTagを注文して義母の鍵に取り付けました。位置情報を確認すべく、この後で何度も活躍することになります。

活躍はいいのですが、そこから毎月のように警察から電話をいただくことになりました。前回に書いた義母が施設に引っ越すことになった大きな出来事は、さらに半年後となるのですが、それはまた改めて。

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