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E155: 堂々としてるように見せかけてる

【連続投稿 72日目】



1月から始めると宣言したスタエフは
昨日の放送を入れて
特番3回、ゲリラライブ2回、レギュラー23回。

正直なところ、
こんなに続けると思っていなかったのである。

当初は
「3ヶ月ぐらいできればそれでいいかなぁ」と思っていた。それがもう、倍の半年が近づいている。


今や誰も信じてくれないが、
本当の私は、寝込みそうなほど「緊張しい」なのである。

自分の番組も、何回やろうがものすごく緊張する。まあ、自分の番組は、自分のタイミングでボタンを押せばいいけれど、他の人の番組に急にあげられたり、オファーされたりすると、本当は、心臓が飛び出そうなほど緊張しているのである。落ち着いて、元気に話しているように聞こえるかもしれないが、いつもボタンを押す寸前は、1回深呼吸をしている。


納得がいかないのは、ものすごく緊張しているのに、周りからはとても「慣れている」ように思われること。
私が落語家とか、しゃべる仕事を断念したのは
こういう性格をわかっていたからである。

緊張などせず、割と平然と話している
と、思われているのは、はたして、
良いことなのか、悪いことなのか…?


俳優の木の実ナナさんは
主演舞台『阿国』の舞台袖で
気の毒なくらい震えながら、
人という字を手のひらに何度も書いていた。

歌手の越路吹雪さんは
マネージャーだった岩谷時子さんが
背中に「虎」の字を書いてくれないと
緊張のあまりステージにさえ上がれなかった。

キャスターの久米宏さんは
TBSの新人アナウンサーの頃、
あまりの緊張で、食事が喉を通らなくなり
栄養失調で倒れてしまった。


このすごい人たち3人と
こんな私を一緒にしてはいけないが

この3つのエピソードは
どうにも「親近感」を覚えてしまう
大好きな話なのである。

この3人の一般的なイメージが
「ベテラン・いつも堂々としている感じ」だから、
余計に惹かれるのである。


見かけ通りとか、イメージ通りとか
そんな人ってどれくらいいるのだろうか?

みんな「意外な一面」を持っているはず。

そんなに緊張するのに、なぜスタエフをやり始めたのか、ということは、またの機会に書こうと思う。


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