E239:私だけの十字架
もしよかったら、下のYouTubeを小さく再生しながら読んでください。
このタイトルだけで何の話をしようとしているか、わかる人は、すぐわかると思う。
今は情報番組だらけだけど、
昭和のあの頃、お昼3時以降は
テレビ各局とも、「再放送枠」だった。
小学校から帰ってくると、ちょうど再放送されていたのが『特捜最前線』(77年〜87年放送)という刑事ドラマ。
このエンディングテーマだったのが、
『私だけの十字架』という曲。
夕方、ランドセル、テレビ、おやつ、特捜最前線…
並べて書いたら滑稽だけれど、でもこの並びに、懐かしさを持って同意してくれる人は、結構いるんじゃないかな?
幼いので、ドラマの内容はあまりよくわからない。
でも、エンディングのこの曲は、幼い小学生でも、何か心の奥にじわじわ入り込んでくる切ない感情が、不思議と心地よかった。
とても切なくて、寂しくて、それでいて、なんとなく心地が良い。本当に、不思議な曲だった。
学校帰り、夕方のひととき、
切なくて寂しくなるのに、それがなんだか、クセになるような感じで、私は、エンディングを目当てに、何度も何度もこのドラマの再放送を見ていたような気がする。
我ながら、ずいぶんませたガキだな、と思うけれども、私と同じような感情になっていた(当時の)子供は結構いるのではないかと思っている。
(いやぁ、この曲と夕焼けって、ベストマッチだな、泣けるねぇ…)
おやつ片手に、そんなことを考えている、
そんな、変な子だった…。
名曲は、令和の今聞いても、色褪せない…。
【連投160日目】