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「聞く読書」で読んだ村上春樹と、読みたい東野圭吾と。

とうとう、朝お布団から出るのがつらい季節がやってきましたね。
まだまだ冬本番には遠いけど、寒さとの戦いがはじまった気がします。
冷え性しんどい。南の島へ行きたい…。

さて、先日こちらに書いたAmazonオーディブル。
俳優さんが小説やら何やらを朗読してくれる「聞く読書」のお話。

3か月で99円のお得なセールが明日6日までだそうなので、一応お知らせです。

私は会員になって1か月ほど。
その間で読んだ(というか聞いた)のは4冊。

と言っても、うち2冊は目次から興味のあるところを拾っただけだし、残り2冊は短編集の1話なので、実際聴いたのはわずかな時間。

何かをしながらの「ながら聞き」ができるかと思ったけど、耳を取られると意外と何もできなくて(自分、不器用なんで)結局聞けたのは電車や車での移動中。

とはいえ、がっつり推理ものはそれなりに集中力が必要なので、なんとなく聴いてても内容が分かるものだったり、自己啓発系を選ぶことが多かった。


ということで、私が聴いたのはこの4冊。
まずは村上春樹氏。

避けて通ってきた村上春樹氏の小説。
短編集だし、朗読が池松くんなので選んでみた。

聴いたのは一番最初の『石のまくらに』。
再生時間は約35分。

池松くんの朗読はとても心地よくて、眠れない夜に聞いたらすごくいいだろうな…と思っていたら開始1分で「彼女と一夜をともにすることになった」が登場した。早い。早すぎる。

35分のうち半分ぐらいが、布団の中のできごとだった。
私はその彼らのたった一夜を、そしてその夜にまつわる彼の思い出話を、仕事に向かう電車の中で聴いた。
私はとても落ち着かなくて、ただじっと窓の外を見つめるしかなかった。
窓の外には冬の入り口特有の灰色の雲が、まるで放置された綿飴のようにしずかに広がっていた。

てな感じに書きたくなるぐらい春樹だった。
うん。やはり苦手かもしれない。


2冊目はこちら。

50歳が射程圏内に入り、日々老いを感じるので勇気が欲しくて読んでみた。
「老い」よりも著者の方が経験した「病気」を通して感じた話が多い気がした。

でも、「『引き算』ではなく『足し算』で生きる」が個人的には良かった。
つい「理想の自分」や「上手くいってる誰か」や「若くてあれこれできたかつての自分」と比べて、減点法で「ああ、自分ってだめだ」って思いがちだけど、そもそも比べなくていいし、視点を変えればプラスの点があるよって話。

減点しまくってマイナス評価をしてしまう癖があるので、比べなきゃいいのよね…ってなった。老い関係ない。


3冊目。

疲れないための「IAP呼吸法」を「やってみましょう」と勧められるんだけど、言葉だけではちょっとよく分からなくて、車の中で真似をしながら「これあってるのかなあ?」ってなった。

普段、気づくと呼吸が浅いから、1日1回でも深い呼吸をしなきゃなあって思えたのはよかった。

著者さんが、呼吸について説明してるYoutubeを発見したので置いておきます。


そして4冊目。
新しく追加されたらしい星新一さん。

こちら1冊で短編が50本!
表題作の「ボッコちゃん」は約7分。
あっという間に聴けちゃったし、面白かった。

中学生だったか高校生の頃、星新一さんにハマって、片っ端から文庫本を読んだ記憶があるんだけど、ひとつも覚えていなくてびっくりする。

プラスに考えたら、もう一度楽しめるってことだからまあいっか。
プラス思考最高。


あとは本じゃなくてポッドキャストだけど、こちらを聴いたりしました。

森の音が心地良いです。


そして最後に、99円期間が終わるまでにこれを聴きたいと思ってる。

なんとこちら、オーディブルオリジナル作品!

ナレーションも、寺島しのぶさんに松坂桃李くん、そして高橋克典さんと豪華だし、拳銃の音などの効果音も入っていて「これはもはやラジオドラマでは?」な一冊。

東野圭吾さんだし、きっと面白いでしょう!ってことで、残り2か月で読みたい1冊。


以上、聴く読書についてでした。
明日まで3か月で99円。
大掃除しながら、耳は読書とかいかがでしょうか。


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オカダトモコ 旅が好きなライター / カメラマン
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