計測好きの水泳の自主練
数字を見るのが嫌いじゃない。というか好き。市から送られてくる広報をドロシーはいつも私のために捨てずに取っておいてくれて、それが食卓においてある。私が市の《一般会計予算》だとか《市職員数》だとか、そういう数字を見るのが好きだとわかってくれているからだ。
10月から市民プールへのスマートウォッチの持ち込みが可能になった。以前は暗に持ち込み禁止だったのだが、保護バンドをすればOKとなった。時代の要請に指定管理者として委託を受けているミズノが積極的に対応してくれたのだろう。数字好きとしてはとても嬉しい。
5月から通いはじめた市民プールの水泳教室だから、実はそんなに泳げない。
教室に通いはじめた理由は「平泳ぎならそれなりに長く泳げるけれど、クロールだと25 mがやっと。市民プールはレーンを共有して泳ぐので、あまり邪魔にならないクロールでゆっくり長く泳げるようになりたい」。だから、スマートウォッチをプールに持ち込んで《ずっと泳ぐ》が出来るわけではない。でも、できなくてもね、測りたいんだもの。数字好きだから。これまではロッカーでタイマーを押して、プールから上がった後、ロッカーでタイマーを止めるということをしていたが、これだと数字好きの心は満足できないのだもの。
聞くところによると(つまり、スマートウォッチの説明書によると)、水泳には泳ぎの効率を評価するSWOLFという指標があるらしい。計算式は、プール片道に要するストローク数+タイム(秒)。水泳教室のコーチには先日、「いま25 mを24ストロークで泳いでいるので、これを20くらいに出来るといいですね」と言われた。
SWOLFの計算式でいえば、ストローク数かタイムを減らせばSWOLFは下がる。ただ、ストローク数を下げようとすれば力強く腕の推進力をつけなければいけないし、タイムを減らそうと思うと腕の回転数をあげなければいけない。SWOLFはきっと中・上級者向けなんだ。だってどちらもキツいんだもの。
なので、結局、計測は脈拍数ということにした。25 m泳いで脈拍数をみて、高めなのがちょっと下がったタイミングでまた25 mを泳ぐ。それを何回か繰り返す。これなら現実的だし、長期的には泳ぐ力や基礎体力が上がり、SWOLFも改善することだろう。
やってみると、思った以上に25 m泳ぐと心拍数が上がる。ちょっと休むと下がるので、これはよい。自分の体力の範囲で疑似的に連続して泳ぐ(つまりいい感じで間欠的に泳ぐ)ことが可能になる。
25 mクロールで泳ぎ、少し休む。心拍数は110~135の間で上下する。これはスマートウォッチをプールに持ち込んだ価値があるじゃん。うん、これはいい。
まだ連続で泳ぐのは無理だけれど、なんだかんだで 合計1,000 m泳いだよとスマートウォッチが教えてくれる。途中で背泳ぎとかもしているから正確じゃないけれど、いいのだ、自分記録だから。
まずは上記の心拍数と泳ぐペースを今後の水泳自主練の励みとしよう。
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