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坂戸日記 2024.12.06
2024年12月6日(金)晴れ
昨日は有給休暇をとって比較的近くにある大学病院へ行った。
川崎の頃からずっとかかりつけ医をしてくれている美人の女医さんの内科の先生に、尿タンパクの値が連続して高いことをかなり心配され、紹介状を書いて貰って、先月、そこで精密検査を受けたので、昨日はその結果の説明。
結果は深刻な原因は見当たらず、結局、長期間にわたり太りすぎから来る高血圧のために徐々に腎臓の機能が低下し、その結果による尿タンパクの可能性が高いということでほぼほぼ結論が出る。
まぁ、ある種の自業自得な訳だから、その後に受診した栄養士さんのアドバイスにしたがって正直に生きていくしかない。
栄養士さんは面白い人だった。腎臓の機能を示すeGFRの値がそれなりに低かったのに、「だいじょうぶ、だいじょうぶ。まだまだ大丈夫~」と笑いながら、ちょっと嬉しそうに話す。
「大学病院だから、普段、すごく数値が悪い人のものばかりみているからじゃないですか?」とやんわりと指摘すると、「あはは、そうかもねぇ!まっ だいじょうぶ、だいじょうぶ!」という。実際、自分でもそんなには心配していないので、まぁ、いいけど。
「食事の記録を持ってきてね」と前回検査をしたタイミングで言われていたので、2日分サンプルとして書いていく。といっても、家で作った食事の塩分とかタンパク量は計算しにくいので、スマホで撮った写真も見せる。
「まっ、こんなもんじゃな~い。あとは水飲んでね。水。」
「えっと、食事の塩分とかは気にした方がいいですか?」
「濃い味なの?」
「普通です」
「じゃ、水で薄めて」
「えっ?」
「あはは、水を飲んで薄めるのよ。いまの数値なら塩分のコントロールは積極的に水を飲むってことで。えっと2リットルぐらい」
「はい」と、ほとんど米国海兵隊新入隊員のような返事("イエス、マム")で答える。けど、水で薄れるって表現はわかりやすくて、わかりにくいよ。いずれにせよ、カラッとした栄養士さんだった。
腎臓内科の先生もそうだけれど、専門家が専門知識を専門科っぽく話さないというのは大事だなというのが今回特に思ったことかもしれない。
まぁ、腎臓とか栄養指導とか比較的高齢者が多いので、自然とそうなるのかもしれない。以前、ある政令指定都市の国民健康保険のデータ分析をしたときに思ったことを自分が実地で体験するなんて、どんだけ仕事熱心なんだと我ながら思う。嘘だけど。
今日は仕事で、ある町のアンケート調査のデータ入力を進める。完全に作業だね。70歳以上の人に紙で答えてもらったものをシステムにいれていく。
作業ではあるけれども、実際に会うことはなかった紙の向こう側にいる人のことを少しだけ想像しながら入力していく。
「そっか。そんなこと思ってたのか・・・」と一瞬ウルっとしてしまうのは、まぁ、過剰反応だろうなと思う。本当はあって話しを聞きたかった。
昼休みには、冬に向けて鉢植えをいくつか作る。定時後は馬田隆明『仮説行動』の第1部を読む。この本はスタートアップにフォーカスした行動様式のススメみたいな本だけれど、納得性もある。まじめに読もう。
夕食後は『美術の物語』の続きを読む予定。