【たかが彼氏。されど彼氏。】おにい０７

【注意　内容に不快があるかもしれません】

起：どうしようもないときの頼り先

昨日、おにいに会った。
生理前期間によるメンタル不調。これのせいでまともに会話できてなかったと思うけど、とりあえずスキンシップは取る。
こういうとき、おにいは自己啓発のためなのかいつも自分が見てるだけなのか、おにいなりに元気づけようとしてくれているのかわからないけど、社会で必要なスキルとか、お金の勉強チャンネル動画を流す。

承：おにいの優しさ

淡々と話すお金持ちで賢い人達の正論にだんだん自分の甘さにイライラしてきてスマホの電源を切ってやろうかと思ったけど、なんとか思い留まる。代わりにおにいの横腹を割と強めにつねってやった。ちょっと怒られた。

スキンシップ中、ちょっと挿れる？って聞いてくれたけど、生理前っていうのもあって今日はいらないと断った。いらんの？と言われながらもお嬢が舐め続けるのでそれ以上は何も言ってこなかった。

夜2時になって、そろそろ本当に帰らないといけない時間になったのでおにいが帰りなさいと、いろんな言葉で伝えてくる。
明日休みなん？
さっさと帰って寝とけばかちん。
朝早いんやろちんちくりん。
でも、もうお嬢はひっつき虫状態でかれこれ30分くらい動き出せずにいて、離れたくなくて、ずっと一緒にいたいおにいがいつもいる空間で生活したいって気持ちが強まっちゃっていた。それでもおにいが眠くなってきたってぼそっと言ってからは流石に帰らないとと思って動き出しました。車から出る前に、おにいがお嬢のほっぺをうりうりしだした。あまりにひどい顔をしていたんだろう。笑かそうとしてくれたのかもしれない。でも、それがすごく嬉しくて結局泣き出すお嬢。泣き虫と煽りながらほっぺをうりうりし続けるおにい。

転：動く源

いつものようにじゃあなと言ってドアを閉めるおにい。何が辛いのかわからないけどしんどくて車をなかなか発進させられなかったお嬢。サイドミラーを見てみるとまだおにいが立って待っていた。見送るらしい。あぁ、早く出ないとおにいが家に帰れない。その思いだけで運転を始める。無理に時間を作ってもらったので、窓を開けてありがとうございましたと伝える。おぉん、といつも通りの返事が聞こえる。気をつけて帰りやばかちんと言われたので安全運転に気をつけて家まで帰った。

結：大事なことはいつもおにいから学ぶ

次の日、仕事は特に問題なく終わった。
そう、どれだけしんどくても普通に明日は来るし、別に何かできないこともないのだ。特段変わらない毎日が送れる。大事なことだけど、だからこそ自分の人生どうしたいかってすごく大事なことになるなぁと帰り道昨日の匂いを残した車を運転しながら思いました。

小金持ちロード、できることをできるところまでやってみようね。