電子書籍を出版できるようになった(ちょっとだけ)
でち(植地)です。今週の月曜日に、ゆーさんこと伊藤雄馬さんの文章を中心とした、電子書籍を販売開始したんですよ!
経緯としてはですね、まず俺とゆーさんでスペース対談して、せっかくだからって、それを文字起こししておいてあって
また別の日に、ゆーさんと岩野卓司先生のオンライン対談を視聴したら、めちゃくちゃ素晴らしい内容だったので「これ、よければ(勝手に)文字起こしさせてください!」ってゆーさんに頼んだら、ちゃんと仕事として発注してくれて
それから、この2つの文字起こしを使った書籍の出版を考えている。という話を聞いて、「あ、俺 InDesignをSNS投稿画像の作成に使ってるから、本を作れちゃうかもですよ(理論上)!」という話になり、
そこにかつてのプロ奢ラレヤーについての文章や、三ツ星スラムにあった「贈与研究所」チャンネルの話題についてのnoteも加えましょう!っていうことでガシガシやっていったら、なんか⋯完成した⋯🙌
印刷の恐怖
最初の頃の打ち合わせで「紙での印刷も、無理がなければしたいよね」という話だったものの、気がついたら全300ページ超えのゴツいテキストになっており、
ネットプリントのサイトで試算したら、一番安く見積もっても300冊で40万円とのこと
え、印刷に1333円ってことは1200円で売っても40万マイナス(むしろ増す)ってこと?そんなん無理だよ〜〜!!!
普通のコピー機で白黒両面印刷したとしても、344×5=1720となり、こ、これは⋯印刷は諦めましょう!となった。
販売ページにも書いたけれど、もし俺か、ゆーさんが常に首都圏にいて、文フリとかにも参加しやすければ、またちょっと違ったのかもしれない。
しかし、帯広在住の自分と、あちこち飛び回るゆーさんで、それぞれに在庫を手売りして経費を回収できる未来が、想像できなかった⋯
意外と大変な「目次」
印刷しないでやっていく、という判断にはもう一つの利点がありまして、とにかく修正がしやすい!
現に販売後に細かい誤字の報告があり、PDFでの頒布なのでその都度修正!書き出し!Googleドライブ上のファイルを更新!
これについては、奥付にある版数を増やすまでもないかな。刷ってないし(版数とは?)と思っていましたが、
目次をもっと細かくしたほうが読む人にやさしいよ!という指摘を受け、大幅に修正した部分については、さすがに第2版としました。
この目次・ページ数の取り扱いにけっこう手こずって、今回は「Adobeのビューア以外で開くと、目次のページ番号と実際のページ数がズレる」という問題が発生しており、
ごめんなさい⋯次回からは、何かもっと良い方法を考えます。本当にこういうことは、実際にやってみないと分からない!
編集・組版・挿絵をぜんぶ一人でやるというギャグ
note原稿の順番を決めたり、実際にテキストを流し込んで、フォントや配置をポチポチやっていて、途中である問題が発覚。
特にnoteを元にしたテキストなどは、画像や動画を引用している場合があり、しかし曲がりなりにも書籍とする以上は、著作権に引っかかりたくない。そのまま使うわけにはいかない。
ということで⋯急遽、自分でイラストを描いて、画像や動画だった部分を代替しました。以下3点だけなので、そこまで大変さは無かった。
表紙のイラストも描いた!
同人誌文化圏の人にとっては当たり前なのかもしれないけれど、これらを全部一人でやっているという事実にウケてしまった。つまり当たり前だけど、一般流通している本に、どれだけ多くの人が関わっていることか!
脱・宝の持ち腐れ
Adobe InDesignはサブスクにしても買い切りにしても、なかなかお値段が張る以上、どこかのタイミングでDTPに活かしたいという気持ちがあったので、
今回こうしてPDF電子書籍というかたちで、なにかひとつ完成させることができたのは個人的にはすごく大きな経験でした。
何より内容が面白いんですよ!それでいて、お財布に優しい金額で提供したい。
ということで、今後もこだまや出版名義で、文字起こし→組版→電子出版というフローを回していきたいと思っているので、どうぞよろしくおねがいします。
また、もしもこういう感じでよければ、部分的にでもDTP作業の受注を承りますので、気軽にお声掛けください!
(以下リンク再掲です)