【北海道観光】道の駅紹介vol.2 「サンフラワー北竜」/日本最大のひまわりの町
札幌からおよそ120km。
浦臼を抜け、新十津川町、雨竜町の隣にあるのが「北竜町」です。
札幌から車で約2時間。
国道275号線を進んでいくと、丘一面に黄色いひまわりの花が咲き誇る「ひまわりの里」が見えてきます🌻
かつては何もない農村だった北竜町。
今や「ひまわりの町」として、誰もが知るメジャーな町となりましたね。
●基本情報
(北海道開発局HPより)
圧巻!日本一の作付け面積を誇る「ひまわり畑」🌻!
浦臼の「道の駅 つるぬま」を訪問した後、そのまま国道275号線を北上。40分ほどで「ひまわりの里」に到着します🚗。
この先、1㎞ほど進むと「道の駅サンフラワー北竜」があるのですが、先にひまわり畑を見学します
( ´艸`)
北竜町のひまわり畑は、日本一の広さを誇る、
約23ヘクタール。
なんとその広さは東京ドーム約5個分!
と言われても、よくわからないのですが
東京ディズニーランドの半分ほどの広さだそう!
なるほど💡 こりゃあ確かに広い🫢
ここに、約150万〜200万本のひまわりが植えられています。
見ごろは、8月上旬。
毎年7月末〜8月中旬に、町をあげて「ひまわりまつり」が開催されます。
なんとその来場者約30万人!!!
人口わずか2,000人弱の北竜町が、観光客で大いに賑わいます。
北竜町のひまわり栽培が始まったのは、昭和55年(1980年)から。
その前年、昭和54年(1979年)に、当時の北竜農協の職員が、研修で訪れた旧ユーゴスラビアのベオグラード空港周辺に、一面に咲くひまわり畑に感動したことがキッカケで、農協婦人部の協力で町内でひまわり栽培が始まります。
こうして少しずつひまわりの栽培が広がっていき、50年以上経過した現在では「北竜町=ひまわりの町」として多くの人々に知られるようになっていたのです。
「スーちゃん(田中好子)のひまわり」コーナー🌻
「ひまわりの里」園内の一角に、元キャンディーズのメンバーで、平成23年(2011年)に、わずか55歳という若さで乳ガンで亡くなった「スーちゃん(女優田中好子)のひまわり」コーナーがあります。
北竜町を舞台に、スーちゃんが出演するドラマでもやったのかと思いきや、どうやら事情は違うよう😶。
実はスーちゃんは、亡くなる約1か月前の平成23年(2011年)3月11日に発生した東日本大震災に対し
「天国で、被災された方のお役に立ちたい」
との遺言を残していました。
そこでスーちゃんのご主人が「田中好子"いつもいっしょだよ"基金」を設立。
遺影を飾れる小さなモニュメントを1,000個作成し、被災者遺族に無償で提供したそう。
そのお礼に東日本大震災のご遺族の方から「みんなでひまわりを植えて、 ひまわりの花のように明るく笑顔になってください」と、たくさんのひまわりの種がスーちゃんのご主人にプレゼントされたそう。
それをキッカケに「ひまわりの花を咲かそうプロジェクト」がスタートしました。
今も「3.11」を忘れないよう、そして『ひまわりのように上を向いてがんばろう!』そんな想いを込め、復興支援の一環として、全国各地でひまわりの植栽活動が続けられています。
日本一を誇るひまわりの町「北竜町」でも、そんなスーちゃんが好きだった「ひまわり」を通じて様々な活動の輪が広がっていることに共感し、少しでも活動のお役に立てればとプロジェクトに参加。
「田中好子“いつも一緒だよ”基金」、そしてスーちゃんの義理の妹「夏目雅子ひまわり基金」を応援する一環として園内にコーナーを設けているのです。
名物「ひまわりソフト」🍦
北竜町の名物は
ひまわり油や北竜町のブランド米「ひまわりライス」、メロンやスイカなどですが
本日は、ひまわりの種を粉末加工して、ソフトクリームに練り込んだ
「ひまわりソフトクリーム🍦」をいただきました。
香ばしくて美味しいですね😋
詳しくは「食べログ」で紹介しています
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北竜町の道の駅には、ホテルや温泉も完備
「ひまわりの里」を北上した先にあるのが
「道の駅サンフラワー北竜」です。
平成7年(1995年)、北海道17番目の道の駅として登録されました。
オランダ風の建物の内部には、「天然温泉」や「ホテル」「レストラン」「物産販売所」などが完備されています。
時間がある時は、温泉で寛ぐというのもありかもしれませんね♨
オランダ風の建物が目を惹く外観
サンフラワーパークホテルが隣にあります
道の駅に入ると、ひまわりの物産販売コーナーがあります
建物内にある「北竜温泉」は朝6時から営業中
のどかな田園風景を走る国道275号線
「北竜町」について
「道の駅 」に掲示されていた案内より一部加筆して転記します。
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北竜町は
空知振興局の北西部に位置し、人口1,800人の農業を基幹産業とする町です。
明治26年(1893年)、千葉県埜原村(現印西市)出身の吉植庄一郎が率いる千葉の開拓団が、雨竜村のエタイベツ川下流の地に入植し、その地を和と名付け、開拓したことが北竜町の始まりです。
その後、明治32年(1899年)に雨竜村から分離。
雨竜村の北に位置することから「北竜村」として誕生しました。
北竜町の気候は、冬は積雪寒冷で積雪1.5mから1.8m程度であり、夏季は自然温暖な気候に恵まれ、水稲、畑作、に適しています。
その気候を利用し、稲作を基幹作物とした農業の町です。
稲作については、平成2年(1990年)に「国民の命と健康を守る安全な食糧生産のまち」を宣言し、低農薬、有機肥料等のクリーン農業により生産され、米は「ひまわりライス」の名でJAS規格を取得して販売されています。
また、果菜類やひまわりの作付けも盛んで、「北竜ひまわりメロン(北竜産龍の鈴)」「北竜ひまわりすいか(黄色小玉西瓜)」は、道内でも有数の生産地となっています。
昭和55年(1980年)より「ひまわり」をまちのシンボルに掲げ、健康・農業・観光・まちの誇りとして「ひまわり」によるまちづくりに取り組み、ひまわりの開花シーズンには30万人以上の観光客が訪れるようになっています。
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「ひまわり」で有名な北竜町も、意外な歴史を持つ町ですね。
「ひまわり畑」は実に圧巻🌻
温泉にも入りたかったな😅
また、キャンプもできるみたいですね⛺
札幌からも近いので、ドライブにも最適です🚙
「道の駅」巡りの参考になれば幸いです😺
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それでは👋
【PHOTO GALLERY】
(2022年8月12日訪問)
(2024年10月18日投稿)