【ネタバレなし】「スパイダーマン:スパイダーバース」の映画レビュー - 映画おじさん2019#03
こんにちは!
映画おじさんのアキヤマです。
ぐっさんが観ていない作品のネタバレなしテキストのみ感想の第3弾は
3DCGアニメ映画「スパイダーマン:スパイダーバース」です。
評価:★★★★☆ 4
2019年の2月に発表されたアカデミー賞で見事長編アニメーション賞を受賞した話題作。IMAX3Dでのみ1週間前倒しの先行公開が行われていたので観てきました。
簡単に言うと、すごい。アメコミが動いています、完全に。
いままでにゲームとかでアメコミなどのマンガを効果音をそのまま生かして動画っぽくテンポ良く見せる手法はありましたが、それを数倍進化させた感じ。
まず、超冒頭のコロンビア映画のロゴが現れるところからクラックラするような演出で翻弄されます(いま思うとあのロゴに起こることもすでに本編の伏線だったですね)。
コロンビアロゴの後に制作会社のロゴが現れたときに、ロゴが超拡大すると印刷物を近くで見たときのあのツブツブ、インクの粒子が往年のマトリックスのように目の前に広がります。もうすでにここでカッコいい!最高!と思ってしまいました。
そしてようやく本編が始まると、とんでもない情報量でした。目線の端から端までどこかで何か動いてる。
でも見るべきところは動きが明確に語りと連動しているので、どこを見るか迷うことはない。
そんなわかりやすい誘導があっても、冒頭から続くクラックラの連続で開始数分で完全に圧倒されます。
完全につかみはオッケーといった感じでした。
ここでひけらかす私のスパイダーマン知識。
①今までに劇場公開されたスパイダーマン実写映画の3シリーズ(サム・ライミ版、マーク・ウェブ版、MCU版)
②2018年末に発売されたPS4版のゲームのスパイダーマン
③遠い記憶に残るテレビで放送されていたアメリカのアニメ
といったところで、おそらく普通に生活している人よりかはスパイダーマンのことを知っていると思っています。
そんな私が思ったのは、今回の「スパイダーバース」は覚えているなかでもスパイダーマンになってしまったことの苦悩というか苦労がよく描けている気がしました。
手や足が壁にくっついてしまうことがこんなにも迷惑・不便なことなのか。そんなに制御が難しいことなのか。そんな様子を見ていて、もどかしくもあり、でもそのおかげでハラハラが増すという映画的な醍醐味を味わいながら、新たなスパイダーマンの誕生を楽しむことができます。
なんだか色々なスパイダーマンが出てくるみたいで、パッと見とっつきにくそうだな、と観る前は思っていたのですが、知っているかどうかはあんまり関係なかったです。むしろ最近のMCUスパイダーマンよりもよっぽど入門的だなと思いました。でも、過去のスパイダーマンのオマージュや引用がたくさんあるそうなので、知っていた方がより楽しめる作品なんだろうなとも思いました。
とにかく劇場で。IMAX3Dで観ることを強くオススメします!吹き替えの声優も豪華キャストみたいなので、吹き替え版も良いかと思いました。
↓サム・ライミ版スパイダーマン3部作の1本目(けっこう好きです)
↓マーク・ウェブ版スパイダーマン2部作の1本目(オタクじゃない)
↓MCU版スパイダーマンの1本目(アイアンマン出すぎ)
↓PS4のゲーム版スパイダーマン(ニューヨークを飛び回る感じが最高)
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