記事にするのを忘れてました!そういえば、マティス展に行ったのでした。
はじめに
こんにちは、吉村うにうにです。普段は長編小説やエッセイを書いております。ちなみにこちら
8月5日から#クセ字コンテスト4(第4回クセ字コンテスト?)という、決して文字の下手さを競うコンテストではありませんが、字にコンプレックスのある私でも参加できるコンテストが東京都美術館で始まります。私も出展します、記事はこちら。
マティス展の開催時期とも被りますので、一緒に立ち寄って頂ければ、嬉しいで………………あ。
ああああ!忘れてました。私、4月28日にマティス展に行って、それを記事にしようと思っていたのに、度忘れしてました!
というわけで、私が気に入った絵を紹介いたします。解説っぽく書いている箇所もございますが、うにうにの独断と偏見と自由な感想を書いているだけなので、正しい美術知識ではございません。こんな絵を観てきたんだ、と画像を楽しんで頂ければと思います。マティス展は結構撮影許可がでる絵画が多かったので、嬉しかったです。表紙の写真はフォトギャラリーから頂きました。naomin_0506さん、ありがとうございます。
アンリ・マティスを超ざっくりと
20世紀に入ったあたりから、パリで活躍した画家さんのようです。フォービズム運動に入って、荒々しい色彩表現で有名でした。その後は奥行きなどの線を単純化して、明るい色彩で表現する手法がメインで、晩年は切り紙絵にシフトしていったという感じです。岩波書店の「続・名画を見る眼」を参考にしています。うにうにの解釈では、精密に描いたり、遠近法や複雑な色彩にこだわるより、シンプルに描いたり切った方が伝わるよ、っていう思想でしょうか。ざっくりし過ぎですみません。
うにうにの印象に残った絵を気に入った順に並べてみます(解説っぽく見えるかもしれませんが感想です、真に受けないで下さい)
①赤の大きな室内
こちらは有名だと(思っています)。他の展覧会でも観たような……? 部屋の奥行きなんて線一本で片付けています。全部一枚の平面にするなんて、ピカソのキュビズムの考えに近いのかな? 赤のインパクトで押し切っています。ヒョウ柄の敷物がワンポイントでいい味出していると思いました(うにうにが、ネコ科を好きだから?)。
②黄色と青の室内
黄色の美しさが際立っているという印象です。紫っぽい青が黄色と補色関係に近く、お互いに目立たせ合っているなと思いました。でも、ファッションでこの色合いにする度胸はないです。
③ニースの室内、シエスタ
こちらは、①②と違って、印象派の筆触分割っぽく、色を混ぜずにバラバラに描いて、遠くから見たら色を混ぜたように見える感じで描いているのかなと思いました(個人の勝手な感想です)。色彩が明るく柔らかいです。精細に描かれていないのに、私の脳内で女性がなまめかしく見えます。花の色が素晴らしい。
④若い女性と白い毛皮の外套
(拗ねているように見える)女性は若くもなければ、毛皮にも見えません。むしろ、左上の赤に囲まれた幾何学模様に目を引き付けられました。赤を目立たせるための白だったのでしょうか?
⑤ラ・フランス
これは絶対他の展示会で観たことがあります。ここまで観ていると、マティスさんって本当に赤が好きなんだなと感心しました。逆に、④に引き続いて女性の目をあっさりと済ませるあたりは、関心が無いのかなとも思いました。そういう意味で、モディリアーニさん(女性の目の中は描き込まないのに首はめっちゃ長く書く画家さん)と話が合いそうなどと、妄想しました。
⑥石膏のある静物
なんだ、この中央の宇宙の生き物みたいなものは? インパクトがありました。周囲の美しい赤に唯一対抗しているのだろうかと感じました。リーディングラインがどうしても果物をスルーして石膏にいってしまいます。石膏が周囲の空間を歪めている様にも見えました。
⑦切り紙絵
こちらはタイトルではありません。何かタイトルがあったかもしれませんが、忘れました。なぜか、このデザインのバランスが気に入って、帰りにミュージアムショップで似たデザインのTシャツを買いました。
さいごに
いかがだったでしょうか。美術知識もないうにうにが、好き勝手に思ったままを書いてしまいました。美術を愛する方には失礼だったかもしれませんが、感じたままを書いて、美術鑑賞を楽しんだって事が伝われば幸いです。では、8月20日までマティス展は開催しておりますので、ご興味のある方は鑑賞して頂いて「うにうに滅茶苦茶なこと書いてたな」と笑っていただければと思います。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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